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このゴールデンウィークで青切符を1日で2枚もらった。
1日2枚という偉業を達成したのだが、埼玉県警と警視庁の共通点とか違いとかを感じたので、手続き的な意味とかがあるのかと思って手に取った本。
書いている内容は、いきなりガサ入れされたらとか、任意とは何かみたいなこと。警察に抵抗できるのはこのあたりだけど、心象が悪くなるので注意とか。軽く書いてあった。
この本で学んだのは、弁護士を頼むのが吉だということ。いきなり逮捕せずに、なぜ任意の事情聴取から初めるかということ(警察での拘留期間が限られているから)。
ただ、自分の知りたかった道路交通法とかには触れていなかった。まぁ、当たり前か。
知りたかったのは、切符切りの手続き場所。必ず、乗っている車から話されて、警察の管理できるところに連れて行かれるのだ。交番とか護送車のようなバスとか。これは心理的な観念を促しているのかも。
星2つ。
「楽しく読める会計本」は最近、多く出ているが、その中でも特に経営者の視点を強調した1冊。小説仕立てで、父親の急逝でアパレル会社を継いだ社長令嬢が、コンサルタントから会計の手ほどきを受けて経営を再建。最後には自分を陥れようと古参社員がたくらんだ“数字のワナ”を見破る。
「会計数値は近似値を表しているものであり、その数値の本質を追求することが大切」という著者のメッセージは伝わった。数字を鵜呑みにするのではなく、なぜそうなったかその裏の裏を読み取ることが大事なのだろう。
また、終わりの章にあった粉飾決算についての記述は興味深かった。在庫調整などの粉飾決算を一度してしまうと、継続的にしなければならなくなるという負のスパイラルに陥ってしまう。
また、日産のカルロス・ゴーンによる業績のV字回復も粉飾スレスレだったのではないかという指摘は面白かったなー。確かに、日産の復活やゴーンという救世主を強烈にイメージづけるためにも損失を前倒しして出来る限り業績を落として、次年度は前倒しした損失から脱却しての利益増はある意味「騙し画」的だと感じた。
入門書という位置づけのためか、解説が少ないのが残念だった。
ただ、全体的にちょっと引き気味に読んだのは確か。ほとんど飛ばし読みだったかも。
というのも、名著「ザ・ゴール」に似てるから。というより、そのものじゃないの?コンサルタントの助言を仰ぎながら会社を変えていくというストーリー展開とか。
後半の粉飾決算のところだけ読めばよいと思う。
星3つ。
ビジネスマンなら、以下の4冊はマストだと思う。自分もかなりの影響を受けている。仕事をしていく中で、TOCの概念を知っていると知らないとでは大きく違う。
時間が無ければザ・ゴールだけでも。
これ系でmust readだと思う4冊。
ザ・ゴール
ザ・ゴール2
クリティカルチェーン
チェンジ・ザ・ルール
日本放送出版協会 (2007/02)
売り上げランキング: 49704
NHKで放送されている、「プロフェッショナル仕事の流儀」から、主だった出演者から仕事のやり方を本でまとめたもの。
カラーだし、ヴィジュアルに訴えかけているのでわかりやすい。その反面、全体で100ページもないので内容が薄い。そこが残念。
気になる人の仕事のやり方を見つけて、その人に関連する本を探すのが良いのだろう。
自分が気になったのは、飯塚哲哉という人の時間活用術だ。「1R2E3S」というのに共感。
一人(1Resource)で、同時に実行(2 Execution)しながら次のことを考える(3 Study)というものだ。手持ちの持ち駒を増やして3つぐらいの案件を同時並行でこなすぐらいがちょうど良い。
これぐらいまで自分の処理速度を上げたいものだ。
星3つ。
その気になれば15分ぐらいで読める。エッセンスだけピックアップするのがいいと思う。
ドラマ化された漫画「東京ラブストーリー」でも有名な柴門ふみの書いた旅のエッセー(?)
「オール読物」に連載されていたものをまとめた本らしい。
軽く読めて面白かった。日本の伝統的なお祭りとか神事とかを面白く表現している。
最初におさめられている、冬の東北で行われる裸祭りの記述が面白かった。
確かに、なんで日本人って裸になりたがるんだろう?しかも、真冬の寒い中で。そして、ふんどし。
裸になるということで、ハレとケを区別したいんだろうか。自分の大学生時代を思い起こすと、毎日がハレのような感じだった。だから、俺は脱ぎタガリーナだったんだろうか。
他にも、岸和田のだんじり祭り、青森のねぶた祭り、土佐の阿波踊り、佐渡の「たらい舟」体験とか、興味深く読める。
星3つ。
最初に評価。星は3つ。次に読む本の指針として活用するのが良いと思う。
通称、「このミス」の2007年版だ。2007年の1月ぐらいに発表されるので(発表時期はうろ覚え)、2006年の作品で選ばれている。
けっこう、ここにランキングされているのを参考にすることがある。上位に入っているのは、面白い作品が多いと思う。
この本は「20周年直前リニューアル号」として、「選者が選ぶミステリベスト6」という企画がある。発刊年に関係なく、好きなミステリを挙げるという企画だ。
ベスト6の中で伊坂幸太郎を3冊も挙げている、自分と同じような趣向の人がいた(青山ブックセンタ六本木店の人)。その人の参考に読んでみようと思う。
角川書店 (2006/09/26)
売り上げランキング: 120054
ちなみに、2007年版のべスト3で挙げられているのは以下。
1位
光文社 (2006/08/22)
売り上げランキング: 25226
2位
「あたしが政治に興味を持ったワケ」「きっこ文体」「水槽の中の世界」「きっこさんへ50の質問」「メガマクとは?」等、オリジナルエッセイ多数収録。日本ブログ大賞2006受賞作。
ブログ「きっこの日記」の書籍化だ。とりあえず、読んでみるかで手にとった本。
ブログの書籍化って、難しいなー。ブログの内容が全て載っているわけではなく、無難な内容のものをピックアップしたような印象を受けた。
自分はブログを読むだけで十分だと感じた。目次を見て、オリジナルエッセーだけを読んで終了。
星1つ。
トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月。
直木賞の候補になったということで、手にとった本。
面白かった。こういうの好き。2段組で500ページが苦にならずに読めた。
モロに三菱自動車のリコール隠蔽問題を題材にしている。
ミスリードされたのかもしれないけど、三菱自動車の社内ってこんな感じなの?と思ってしまった。
星5つ。
テンポ良く読める。
我が国の格差問題の原因について、1つの衝撃的な解答を示す書。若年層が社会から逸脱し下流に落ちるのは環境ややる気の問題ではなく、まともな生活を営むうえで決定的な能力が欠落していることによると説く。著者の専門は文学・思想史であり、統計的な分析や実地調査に基づく分析は用いていない。しかし、人間のあり方そのものを深く洞察する手法で「学び」と「労働」を放棄する若者の思考のメカニズムを、説得力をもって解明していく。
我が国で下流に落ちる若者たちは、人類史上初めて登場したタイプではないかと言う。彼らは生きるために必要な知識を学ぶという当然の行為を否定する。その裏には「無知のままで生きる不安を感じずにいられる」という絶望的な特徴があると指摘する。これは貧困や劣悪な生活環境によって「教育を受けたいが受けられない」といった、従来存在した下層社会の問題とは根本的に異なる。彼らにとって教育や労働は強制された「苦役」でしかなく、避けられるものならば避けて通りたい面倒ごとにすぎないと言う。
そうした若者が増殖する原因の1つは「孤立化」だと言い、社会の目に見えない相互扶助ネットワークから一度逸脱してしまうと、下流生活が定着化してしまうと憂える。
消費者として子供が育てられて、その消費にかかる時間が短いというのに快楽を覚えるというのが面白かった。コレに絡めて、自己責任論を展開していて、「そう言われれば、そうかも」というその着眼点を興味深く覚えた。
資本主義経済的な観点から利益を最大限に得るというのではなく、損失をできるだけ減らすという昔ながらの考え方に行きたいというところか。
全体的に、偉そうに言ってるなーという印象を受けた。ま、偉い先生なんだろうけど。
科学的に検証しているわけでもないので、あまり鵜呑みにしてはいけないのかも。
星3つ。
やっぱり、本書でもニートの定義が曖昧だった。また、ニートといっても、働きたいが働けない、学びたいが学べないという人もいるのではないだろうか。
厳しい雇用環境下に置かれる「就職氷河期世代」の20代~30代の若者たちの中から、会社に雇用されることを捨て、自営志向による不労所得に時間をかけ、親や同世代以上の年収を稼ぐようになった「ネオニート」といわれる成功者が現れ始めている。
うーん。ニートの定義ってなんなんだろう?根本的な定義がなかった。なので、そのところが気になってしまって。
働いている時点でニートではないと思うのだが。せどりでもビジネスはビジネスでしょ。
オンライントレードで何億も稼ぐというのはあって、株はギャンブルなので、働いていないといえば働いていないのかなーなんて。パチプロみたいなものなのかな。でも、そしたら証券会社の社員はギャンブラーなのかとも考えてみたり。
ただ、会社に所属するだけが人生ではないという著者の考えには共感する。
星2つ。
30代、ラストスパート!
●「靴下をはいていない男」との食事
●処女はこんなにいる!(ただし30代)
●ひらひらスカートの絶大なる効果
●妻たちはお正月が嫌い
●四十男の「ペコリ」って……
●紀子さまの「専業主婦メンタリティー」
●日韓の「整形」意識の違い
●お姫さまだっこと"さらわれたい欲求"
●「お一人さま」のルール
●浮気と不倫の違いとは?
……などなど、気になるテーマばかり全60篇を収録!
著者の酒井順子といえば、「負け犬の遠吠え」で有名な作家。
この本はその酒井順子が週刊現代で連載中の「その人、独身?」というエッセイの単行本化2冊目とのこと。
エッセーなので、素直に楽しみながら読めた。
この本を通じて思ったのは、年齢相応の振る舞いをしないといけないということ。
年齢を考えて行動しないと、イタイ人と思われる。
気持ちは10代とか20代な自分なんだけど、他人から見られる自分を意識しなければいけないだろう。
それ以外にも大人なガールズ・トークな話題があって面白かった。
星3つ。
大人気小説「バッテリー」。あの伝説の試合がここに──!!
全国劇場公開される人気小説「バッテリー」。その中でも屈指の人気キャラクター・瑞垣の目を通して語られる、巧、豪、門脇らのその後とは──。ファン待望の小説がついに登場!!
失敗したかも。
話題になっているので、あさのあつこの「バッテリー」のシリーズと本書「ラストイニング」を図書館に予約していた。
で、本書「ラスト・イニング」の割り当てが早く、先に読んだのだけど「バッテリー」のサイドストーリー的な話だったみたい。
読了後にamazonで粗筋やレビューやを読んだのだけど、”伝説”の試合のその後が書かれているらしいんだ。
映画のラストを知って、また最初から観なおすみたいだよ。
内容は面白かった。どことなく屈折した瑞垣の心情が面白かった。天才ピッチャーっぽい巧に対する想い、そして天才バッターっぽい門脇秀吾への想いとか。
スポーツをやっていれば、楽しめると思う。
ただ、本編「バッテリー」を読んでいないためか、キャラクタを把握するのが大変だった。また、時間軸が大きくズレたりするので、ページを前後に行ったりきたりしてしまった。
星4つ。
「バッテリー」を読んだ人なら、読みたくなる内容なんだと思う。
「バッテリー」を早く読みたいところだ。
東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。
「チーム・バチスタの栄光」の次に発刊されたものだ。「チーム・バチスタの栄光」は自分の評価では星5つで、とても楽しめた作品だった。
そして、本著。田口と白鳥のキャラクタが立っているので、その2人を追っていくのは楽しい。さらに、白鳥のライバルと呼べる加納というキャラクタも登場した。
安心して楽しめた。
面白いのだけど、前作と比べてはいけない。若干、展開やラストに無理があったような気がする。「チーム・バチスタの栄光」がとても面白かっただけに、期待が膨らんでしまったのだろう。
星3つ。
面白いのだけど、期待は禁物。
東野圭吾は好きな作家だ。
「白夜行」を読んだ衝撃は強烈な印象として自分の中に残っている。「白夜行」は続きが気になって気になって寝るのを惜しんで読んでいたから。
そんな彼の最新エッセー集がこの本だ。
この本の最後に記してあるが、エッセーはこれを最後にして小説に力をいれていきたいとのこと。だから、このタイトル「たぶん最後の御挨拶」なんだろう。
「白夜行」や「変身」が評価されなかった時の悩みというか、どうしてこれが評価されないのだという不満みたいな心情を吐露しているのが興味深かった。今から振り返ると両作品ともドラマになったり映画になったりしてるのにね。
読みたかったのに掲載されていなかったのは、「白夜行」のドラマ化の話。この作品の映像化を拒否していたって言っていたけど、なぜ映像化を許可したのか、そんなところを読みたかったな。
全編とおして、明るく書いている。軽く読むのがいいのだろう。
星3つ。
東野圭吾が好きなら読むべし。
上司から「デスクはきれいに」と言われても、めんどくさかったり「この書類はいつか使えるかもしれない」となかなか片づけられないもの。
そこで、ものぐさな人でも身につく新しい整理法=「3分整理術」です。
この整理術のいちばんの特徴は、モノ、資料、データ、仕事、時間とあらゆるものを3つに分けること。そして、3つに分けたものを3分で整理してしまうことです。
「3分整理術」のしくみはとにかくシンプル。肩に力を入れて「習慣にしよう」としなくても、自然と整理することが「習慣になる」こと請け合いです。
整理ができないので、この手の本はよく読む。
で、読んだからできるかというと、必ずしもそうならないのが人間なんだよなー。
目新しいことは何も書いてないと思った。ベースはベストセラーにもなった「「超」整理法―情報検索と発想の新システム」だと感じた。
本書には書いてないけど、物が多いから整理できないんだろう。整理するよりも、物を捨てたりする方がいいんじゃないかと思う。 といっても、捨てるという行為もなかなかできないのだけど。
星2つ。
見出しを読みながら斜め読み。15分ぐらいで読める。
ブラウザのブックマークの整理法も書いてあったけど、今はSBMが主流なんじゃないかと思う。
「時間とは何だろうか?」という問題について、認知科学やその一分野である心理学による試みの成果を紹介。ジャーナリスト・池上彰と、「時間学」研究者・一川誠が、子供と大人が感じる「時間の錯覚」の謎に迫る。
アインシュタインの相対性理論を分かりやすく書いているのかと期待して手に取った本。
けど、残念ながら内容は違っていた。
タイトルの通り「大人になると時間の経過を早く感じる」理由を述べている。その理由を述べる中、時間とは何かというのを多方面から述べられていて面白い。対談形式なので、話があちらこちらに飛ぶものの、難しい話を優しく解説してくれている。
おれ、けっこう、こういう「時間」のジャンルの本は好きなんだよね。
なぜ、大人になると時間の経過を早く感じるかという問いの答えは、「子供に比べると、新陳代謝が落ちたから」というもの。新陳代謝量が体内時間をつかさどっているんだって。大人になると新陳代謝量が落ちるので、自分の中の時間は遅くなる。相対的に物理的な時間を早く感じるというわけ。
これだけ読むと納得しがたいとは思うけど、本書では多方面から分かりやすく述べられている。
それを知ってどうするってわけではないけど、知的好奇心が刺激される。いわゆるトリビア的な本として読むと面白いと思う。
交通事故で死ぬ間際に走馬灯のように記憶が蘇るというような現象を、バンジージャンプから飛び降りることで極限状態を作り出して、どれくらいの情報を脳が処理できるかという実験をやっている人もいるみたい。
星3つ。
ニート問題から財政赤字、平成不況まで、いかにももっともらしい議論がメディアを飛び交っている。じつは国民的「常識」の中にも、根拠のない“ダメ議論”が紛れ込んでいる。そうした、人をその気にさせる怪しい議論を、どのようにして見抜くか。そのための五つのチェックポイントを紹介し、実例も交えながら、ダメな議論の見抜き方を伝授する。論理思考を上手に用い、真に有用な情報を手にするための知的技法の書である。
議論が雰囲気で決まってしまうというダメな議論に陥らないようにしようという趣旨の本。
巻末におさめられている「おわりに」を読んで、4章と5章を読めばいいかな。
本書の趣旨は、雰囲気や言説に流されず本質を見ようというものだった。
自分はちょっと逆の見方をしたかもしれない。いかに雰囲気を作れば議論を自分の思い通りにコントロールできるかということ。
仕事をしていく中で、論理だけでは仕事は進まない。だから、いかに良い雰囲気、有無を言わせない雰囲気をつくることが大事だと感じているから。
本書に挙がっている例題を参考にして、ダメな議論をどのように展開していけば良いかというのが理解できた雰囲気になった。
星3つ。
この本は逆の目線から読んだ方が良いと思う。
いまスピリチュアルが大ブーム。かつてはアヤシイと思われていた「守護霊」「前世」「魂」の話題が、軽く明るく普通に語られるようになったのはどうしてなのか?そこには「人は死んでも生き返る」と信じる子どもの増加、「科学のお墨付き」を売りにした「脳トレ」「健康食品」ブーム、「自分の幸せ」だけが大事な内向き志向との隠れた共通点があった―。時代の空気を読むスペシャリストが、ブームの深層にひそむ、日本人のメンタリティの変化を解き明かす。
イマイチだったなー。期待していたのとは違っていた。
というのも、科学的な書き方ではないと感じたから。
スピリチュアルやオーラとか、そういうのを信じてハッピーになれる人は、自由に信じていいんじゃないのっていうのが著者の主張なのかな。
なんとなくエッセーっぽい感じ。
ほとんど流し読み。6章と後書きを読むだけで十分かな。
星2つ。
生きることを簡単にしないほうがいい。恋愛は薄く、そのぶん自分の人生を厚くする人に、豊かな恋はやってくるはず…。恋愛小説の名手が大人の女性に贈る、軽やかにしなやかに生きるヒント。『SAY』連載に加筆して単行本化。
女性誌「SAY」に連載されていた内容をまとめたもの。
石田衣良はなんか気になってしまう存在だ。
この本は「話題みたいだし、いっちょ読んでみるか。また、気障な感じで書いているんだろう」と思って読んだのだが、これが想像していた以上に面白かった。
これは20代中盤から全ての女性が読んだ方がいいのではいだろうか。けっこう、男性(というか、俺)の心情を的確に表現していると感じたから。
例えば、恋愛至上主義のような昨今の風潮を嘆き「”つなぎ”の恋があってもいい。経験値を積みなさい。もしかしたら、”つなぎ”が本物の恋になるかもしれない」と書いている。
これ、本当にそう思う。別に自分が結婚しているからどうのというわけではないけど、もっと楽に構えた方がいいと思うんだよね。
また、女性が多くもっている考え方「恋か仕事か、外見か中身か」のような2つに分けることに言及。これ、俺もそう思う。全ての女性がそうだというわけではないけど、2つの間に線を引いて、どちらかを選ばなければならないと考える女性が多いと思う。どちらも大事だから、両方両立させるべきだと思うのだ。
と、上のように考えさせられることがたくさんあった。
星4つ。
いつも本にカバーをかけず電車の中で本を読んでいる俺だけど、この本を人前に醸すのはさすがに恥かしかった。
60分ぐらいあれば読める。
左手首骨折という選手生命を脅かすほどの大怪我から、見事な復活を遂げた松井秀喜。その陰には、マイナスをプラスに変える独自の思考法があった----。
コントロールできることとできないことを分ける、悔しさはあえて口に出さない、7割の失敗と上手に付き合う......など、戦い続けるなかで身につけた松井流「心の構え」を初めて明かした書。 (amazonより引用)
「過去を変えることはできないけど、未来は変えることができる」という彼の考え方は、ビジネスでも通用すると思う。
詳細は他で書いたので省略。
今まで気にならなかった松井に注目しそう。
星4つ。
おすすめ。
すべてはこのラストのために。話題沸騰の陸上青春小説
ただ、走る。走る。走る。他のものは何もいらない。
この身体とこの走路があればいい……
「1本、1本、全力だ」
そして、俺らはいつものように円陣を組んだ。総体に行くためだけでなく、タイムを出すためだけでなく、鷲谷と戦うためだけでなく、何より、俺たち4人でチームを組めたことのために走りたいのだった。
「この決勝走れて、どんなに嬉しいか、言葉じゃ言えねえよ」
全3巻圧倒的迫力の完結編!!
続きが気になると思っていて、図書館で予約をしたら思った以上に早く予約が割り当てられた。
面白かった。一気に読み終わった。
後読感の爽快さといったらない。
高校の時に陸上をやるのもよかったかなーなんて、思ったりした。400メートルリレーが面白そう。
世界陸上とかオリンピックとか、陸上競技の見方が変わるような気がする。
ただ、残念だった。「そこで終わらせてしまうの?」と思ってしまって。
お兄さんのリハビリとか、インターハイのこととか、もっと続きを書いて欲しかった。
星5つ。
さすが、本屋大賞1位だけある。
同系列の作品として、本屋対象3位の三浦しをん「風が強く吹いている」もオススメ。