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生きることを簡単にしないほうがいい。恋愛は薄く、そのぶん自分の人生を厚くする人に、豊かな恋はやってくるはず…。恋愛小説の名手が大人の女性に贈る、軽やかにしなやかに生きるヒント。『SAY』連載に加筆して単行本化。
女性誌「SAY」に連載されていた内容をまとめたもの。
石田衣良はなんか気になってしまう存在だ。
この本は「話題みたいだし、いっちょ読んでみるか。また、気障な感じで書いているんだろう」と思って読んだのだが、これが想像していた以上に面白かった。
これは20代中盤から全ての女性が読んだ方がいいのではいだろうか。けっこう、男性(というか、俺)の心情を的確に表現していると感じたから。
例えば、恋愛至上主義のような昨今の風潮を嘆き「”つなぎ”の恋があってもいい。経験値を積みなさい。もしかしたら、”つなぎ”が本物の恋になるかもしれない」と書いている。
これ、本当にそう思う。別に自分が結婚しているからどうのというわけではないけど、もっと楽に構えた方がいいと思うんだよね。
また、女性が多くもっている考え方「恋か仕事か、外見か中身か」のような2つに分けることに言及。これ、俺もそう思う。全ての女性がそうだというわけではないけど、2つの間に線を引いて、どちらかを選ばなければならないと考える女性が多いと思う。どちらも大事だから、両方両立させるべきだと思うのだ。
と、上のように考えさせられることがたくさんあった。
星4つ。
いつも本にカバーをかけず電車の中で本を読んでいる俺だけど、この本を人前に醸すのはさすがに恥かしかった。
60分ぐらいあれば読める。