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日本経済新聞朝刊に連載され好評を博した恋愛ロマン小説『失楽園』や『愛の流刑地』の作家であり、“中高年世代の恋愛のカリスマ”と呼ばれる渡辺淳一氏。本書は自らの医師時代の体験をはじめ、数々の出会いや苦い経験から導き出した“渡辺流賢く生きるヒント集”である。推奨するのは、ずばり「鈍感であり続けること」。心身の管理から人間関係や仕事に至るまで、敏感すぎる人には良い結果が訪れないことを様々な事例で結論づけていく。他人の褒め言葉に対して、すぐに図に乗るくらいがちょうどいいという。恋愛でも、鈍感でめげない男が最後に思いを遂げると説く。
話題になっている本ということで、手に取った。
「○○力」って、いろんなところで使われていている。この本だと「鈍感力」だけど、他のところだと「老人力」、ネットだとつい最近「スルー力」なんていう言葉が流行していた。
Amazonでの評価は賛否両論あって、面白い。
自分はというと、面白く読めた。
物事に対して「鈍感」であるべきだと言っているのではなく、「鈍感」でいると物事がうまく行くことが多い、ということなんだと思う。
前半にある肉体的な鈍感力の記述がある。ちょっと腐ったものを食べても鈍感力があればお腹を壊さないとかそんな記述。けど、それって鈍感であるということとは違うのではないか。免疫とか、たまたま体調が良かったとかそういうことなのではないかと思う。
結婚生活のように人間関係において、「鈍感」であるとうまく行くというのは理解できる。2人が生活していれば、色々あるもんね。鈍感というか、「気にしない」というのは一種の技術だとすら思う。
星3つ。
興味があれば。30分ぐらいあれば読める。