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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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女の残り時間―ときめきは突然、やってくる

夫には知られたくない、妻には読ませたくない、四十代女性の性の現実。「婦人公論」で話題の連載が単行本に。その瞬間、女は生まれ変わる。

亀山 早苗という作家はOhmyNewsで30代の恋愛に関するコラムを書いている。時間があるときにはこのコラムを読んでいるので、どんな本を書くのかと思い手に取った。

「婦人公論」という雑誌で連載されていたものをまとめたのが、この本だ。

雑誌で掲載されていた内容だからか、内容は少しキツ過ぎた。性についてあまりにも露骨だからだ。

週に1回とかの頻度で読むならいいのだけど、立て続けに読まされるとゲンナリする。実際、最初の2編目や3編目ぐらいまではよかったのだけど、それ以降はもうお腹いっぱいだった。

星1つ。

真面目な本を読んだ後の口直し程度に読むのがいいと思う。

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鈍感力

日本経済新聞朝刊に連載され好評を博した恋愛ロマン小説『失楽園』や『愛の流刑地』の作家であり、“中高年世代の恋愛のカリスマ”と呼ばれる渡辺淳一氏。本書は自らの医師時代の体験をはじめ、数々の出会いや苦い経験から導き出した“渡辺流賢く生きるヒント集”である。推奨するのは、ずばり「鈍感であり続けること」。心身の管理から人間関係や仕事に至るまで、敏感すぎる人には良い結果が訪れないことを様々な事例で結論づけていく。他人の褒め言葉に対して、すぐに図に乗るくらいがちょうどいいという。恋愛でも、鈍感でめげない男が最後に思いを遂げると説く。

話題になっている本ということで、手に取った。

「○○力」って、いろんなところで使われていている。この本だと「鈍感力」だけど、他のところだと「老人力」、ネットだとつい最近「スルー力」なんていう言葉が流行していた。

Amazonでの評価は賛否両論あって、面白い。

自分はというと、面白く読めた。

物事に対して「鈍感」であるべきだと言っているのではなく、「鈍感」でいると物事がうまく行くことが多い、ということなんだと思う。

前半にある肉体的な鈍感力の記述がある。ちょっと腐ったものを食べても鈍感力があればお腹を壊さないとかそんな記述。けど、それって鈍感であるということとは違うのではないか。免疫とか、たまたま体調が良かったとかそういうことなのではないかと思う。

結婚生活のように人間関係において、「鈍感」であるとうまく行くというのは理解できる。2人が生活していれば、色々あるもんね。鈍感というか、「気にしない」というのは一種の技術だとすら思う。

星3つ。

興味があれば。30分ぐらいあれば読める。

だまされる人の共通点―弁護士が明かす

人は、どのような状況、言葉にだまされるのか。テレビで活躍する丸山弁護士が、豊富な実例を通じて、だまされやすい人の特徴、その行動や心理から、だまされないための交渉術まで、くわしく教える。

著者は24時間のマラソンを走って、参院選にも出馬した丸山弁護士だ。あれ?当選したんだっけ??

人はどのような状況で騙されるのかとか、どのような心理状態に陥るとだめなのかというのを、弁護士の視点から解説するのだろうと予想しながら読んだ。

だが、その予想は大きく外れた。

タイトルの勝利なのかどうなのかは分からないけど、書いてあることは違う。

確かに、騙される人の共通的なことも少しは書いてある。「お人よし」とか「自分は頭がいいと思い込んでいる人」とか。

でも、それぐらいなんだよな。

特に、女性が騙すような記述も1つの章で長々と書いてあるのだけど、そういうのは男女の機微なんじゃないだろうか。今までごちそうした食事代やプレゼント代を分かれたから返して欲しいとか、そういうのは「恋のから騒ぎ」で十分だと感じた。

クラブのホステスが男性客に対して、うまくとりいりながら色々なプレゼントをもらうとかっていうのも、騙す要素だとは思うけど、そういう遊びだと知らない男性が悪いのだと思うけど。

後は、裁判事例やその裁判を和解で解決したとか、その交渉ポイントはなんだったかとかが書いてある。これも騙す人の共通点とは違うよ。

タイトル先行で読んでいったので、どうもタイトルからのツジツマが合わないのが気になった。

星2つ。

6時間後に君は死ぬ

回りつづける運命の時計未来を賭けた戦いが始まる!
稀代のストーリーテラーが放つ、緊迫のカウントダウン・ミステリー
運命の岐路に迷う時、1人の予言者が現れる。
「6時間後に君は死ぬ」。街で出会った見知らぬ青年に予言をされた美緒。信じられるのは誰なのか。「運命」を変えることはできるのか。
未来は決まってなんかいない 明日を信じて、進むだけ

映画化された「13階段」の著者の作品。 短編集ではあるが、未来をヴィジョンとしてみることができる青年を軸にしてストーリーは展開する。

紹介文には「ミステリー」とあるけど、自分はファンタジーな作品と受け取った。未来が見えるっていう設定自体がファンタジーでしょ。そんな超常現象的なことを取り入れたら、なんでもありだ。

とはいうものの、ミステリ的なエッセンスもところどころに取り入れられており、ファンタジーが苦手な自分でも楽しめたと思う。

4つめの短編「ドールハウスのダンサー」のダンスのシーンはよく描けていたと思う。オーディションの風景を描写しているのだけど、ハウスダンスについての記述があった。

ハウスダンスに関する記述は少しなのだけど、難しさをうまく表現していたのではないかな。と思った。

星3つ。

伊東家の食卓不滅の裏ワザ大全集BEST100!!―一家に一冊完全保存版

大反響だった究極の裏ワザ100本を一冊に! “大発見&はまっちゃげ”からも大興奮面白ゲーム・ベストセレクション13本を収録。伊東家の10年がギッシリの完全保存版。

裏技の総集編みたいな本。ベスト100の裏技が収録されている。

「これは!」と思ったのは、以下の3つ。

1・・・Tシャツ早たたみ これは有名。自分もやってみるけど、どうもうまくできない。

55・・・スパゲティをゆでる時に吹きこぼれを防ぐわざ マーガリンを入れる。マーガリンの乳化剤で泡が割れやすくなるとのこと。

98・・・お菓子の袋を簡単に開ける方法 袋の裏にある縦の耳を左右にねじってから下に引いてあける。お客さんが来た時とか、お菓子を出すのに便利なわざ。

星3つ。

番組を観ていない自分には楽しめた。

悪人

なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。

著者の作品は自分に合わない作品が多かった。「パーク・ライフ」はなにかの賞をとったという前評判で読んだのだが全く意味が分からなかった。「東京湾景」も話題になった作品なのだが、面白さがわからなかった。

3度目の正直でこの作品を読んだのだが、これまでの著者に対する認識を改めるものだった。

どこかにあるような話しだし、人物の描き方もどこかで読んだような感じなのだけど、ストーリー的にはぐいぐいと引き込まれたし、面白かった。

全体的に奥田英朗の「悪意」とか「邪魔」に似ているような感じだったかな。

章のタイトルが良いアクセントになっていると思う。「1章 彼女は誰に会いたかったか?」とか「第3章 彼女は誰に出会ったか?」とか。最終章が「私が出会った悪人」だ。

ただ、この最後の章で、大きなどんでん返しを期待してしまった。登場人物の中で、影の支配者みたいなのがいると期待したのだが、、、。

星4つ。

ミステリーやサスペンス好きなら。

格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~

料理好きなお母さんの子どもは成績がよい、お父さんの読書量と子どもの成績は比例する、成績「下」の子ほど親も子も肥満ぎみ、夫婦間の満足度と子どもの成績は比例する

“頭のいい子”を育てる父親・母親とは?父親や母親の生活時間が不規則になってくると、家族一緒に夕飯を食べることも、一緒に会話を楽しむことも難しくなる(中略)
子どもの成績の格差を生み出しているのは、実は「収入の格差」だけはでなく「生活の質の格差」なのだ。

この本で著者の本を読んだのは3冊目。いずれも、格差に関する本だ。

もうお腹いっぱいって感じかな。

アンケートをもとに統計的に述べている。お金を持ってそれなりに教育にお金をかけることができる人の子供は下流化を防ぐということなんだろう。

でも、そもそもこのアンケートの信憑性がわからない。

「なるほど、そういう捉え方もあるのね。」と流して読むのがいいんだろう。見出しだけ読めば、だいたい内容は把握できると思う。アンケートの結果を淡々と述べているだけだと思うし。

星1つ。

さよならバースディ

山本周五郎賞受賞第一作!

類人猿の言語習得実験を行う霊長類研究センターを舞台に、そこで働く研究者、実験をされるボノボを巡って引き起こされる人間ドラマを、上質のミステリーとして描いた傑作。


主人公の彼女が自殺かそれとも誰かに殺されたのか、その謎を探る。謎に深く関わっているチンパンジー、そのチンパンジーは人間の言葉がわかるというのが鍵を握っている。なんていう設定なので、期待して読んだ。

うーん。

著者の作品としてはガッカリなレベルだった。読ませ方は上手なんだけど、どうして彼女が死んだのかという謎はよくわからなかったし、主人公のキャラクタへも感情移入しにくかったから。過去の事件との関係も全く理解できなかったし。

もしかして、バースディが?なんて想像を膨らませたりもした。(これは完璧な妄想だったけど) 

アイデアは良かったんだけどなー。

星2つ。

本番に強い人、弱い人 (PHP新書 458)

ふだんはいかんなく実力を発揮するのに本番に弱い。逆に、いつもだらしないのに<ここ一番>で結果を残す----この違いはいったいなんなのか?

本番に強い人は、平常心を保てる人なのかな。いつもと同じように、特別なことをしないということなんだろう。

けど、そうは言っても常人とは違う人の「いつもと同じように」はレベルが違うのだろう。書いてはなかったけど、良い行動習慣、良い思考習慣を身に着けることが必要だと感じた。

「本番に強い」とは畑違いのエピソードだと思うけど、二律背反の経営条件でどちらを目指すかを迫られた時、明確な指針があるのは大事だと思う。

例えば自分に当てはめると、「セキュリティ」と「コスト」。どちらかを意識すると、どちらかがおろそかになってしまう。この場合にどちらをとるのか、明確な指針が必要だ。「セキュリティを担保しつつ、コストを下げてシステムを作りましょう」なんて、教科書にも書いてあるもんな。

エピソードが抱負でとても面白く読めた。

星3つ。

靖国史観―幕末維新という深淵 

靖国神社を歴史的をはるか昔にまで遡って、論じているんだろう。

amazonのレビューは評価が高い。

が、自分は全然だめだった。なんかとっつきが悪くて。

冒頭にある「はじめに」からイマイチ訳がわからなくてさー。

20ページぐらい読んで終了。

星1つ。

 

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク7

振り込め詐欺グループVSマコト連合軍。絵画商法の“ヴィーナス”に恋をしたオタク青年、少年放火犯VS連続放火魔、マコトの俳優デビューとタカシの危機…。刻々と変化するストリートで、生き残りをかけた若者たちの「いま」を描く新世代青春ミステリー。

池袋ウエストゲートパークシリーズの7作目。主人公のマコトがぶっきらぼうに自分語りをしながら、物語は進む。

以前、池袋ウエストゲートパークの第1作目を読んで、ドラマとの違いに驚いて途中で読むのをやめてしまったことはある。けど、この作品は楽しめた。

著者の文体に慣れたというのも大きいかもしれない。

結末は予定調和なものが多いが、軽いタッチで描かれており、とても読みやすかった。

ただ、自分の中に強くドラマの印象が残っているので、主人公のマコトはTOKIOの長瀬だし、Gボーイズのタカシは窪塚だし、サルは妻夫木の顔が思い浮かんでしまう。

星4つ。

こういう物語は空いた時間に読みやすい。通勤の往復で読める。

邪悪な人を痛快に打ちのめす!―振りまわされない、疲れない、「自分中心」の心理学

■平気で人を傷つける、暴言を吐く、何かと揉め事を起こすトラブルメーカー。あなたはこんな「邪悪な人」に振りまわされていませんか。また、あなた自身は「邪悪な人」になっていませんか。
■本書では「自分中心心理学」を提唱している著者が、身近にいる邪悪な人への対処法を独自のスタイルで伝授。
■そのポイントはやはり「自分中心」。嫌な人に惑わされることなく、もっと自由にもっと自分中心に生きてみよう!

自己中心的な生き方は非難されがちだけど、自分中心に生きるというのが大事だというのが、著者の主張だろう。

だが、一通り読んだんだけど、何が言いたいのか良く理解できなかった。「邪悪な人」っていう定義がされてないのが、その理由なんだと思う。なんだよ、「邪悪な人」って。

また、「自分中心に生きる」という言葉を使っているのだけど、「自己中心」とは違うのかな?このあたりが曖昧だった。

とはいうものの、他人に合わせてしまう人、他人からの言葉に傷つきやすいような人には、この「自分中心に生きる」というのは有効だと思う。

星2つ。

自分は、瞬間的に傷ついたり、落ち込んだりするけど、だいたい一晩寝れば忘れてしまうからあまり関係ないかも。自分中心的だしね。

きみはポラリス

三浦しをんの短編集。恋愛をモチーフとして、それぞれにお題を掲げて書いている。

多種多様だと感じた。自分にあっているのもあれば、そうでないのも。

著者は若者の心情を描くのに長けているのではないだろうか。それは、本屋大賞3位になった「風が強く吹いている」でもそれは感じていたが、この本におさめられている「永遠に完成しない二通の手紙」や「永遠につづく手紙の最初の一文」でも感じることができた。この2編は好き。

他に好きなのは、「私たちがしたこと」という編。ある罪を共有する男女の話なのだけど、男は「俺がしたこと」と言い、女は「私達の秘密」と言う。若い2人なのに、芯の強さを感じるのだ。こういう主人公の生き方は好きかも。

星3つ。

自分の好みでない編が半分ぐらいあったから。

ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス)

せんせいの毎日はありがとうに満ちている、そして訪れる、さようなら。
小説みたいな瀬尾まいこの毎日。

「僕は先生のことを愛しています。今度のテストで100点取るので結婚してください」
辞めてやるって思うことも時々あるけれど、せんせいの毎日はそれ以上の感動がいっぱい。
小説家・瀬尾まいこがデビュー直後から3年半にわたって書き綴ったエッセイ集。

「卵の緒(星4)」、「温室デイズ(星5)」とか映画化された「幸福の食卓」を書いた著者のエッセーだ。
著者の作品は好感を持って読んでいる。

京都の中学で2年生と3年生の担任を勤めた頃の話がメイン。
観察眼なんだと思った。そして、著者の感受性が素晴らしい小説を生み出したのだろう。

愛を持った目で自分の生徒を見ているから、良いクラス運営もできたのだと思う。

そして、この本からは著者のポジティブさが溢れている。
エッセー1つ1つが「嫌なこともあるけど、それでもやっぱり好き」のように締めくくられている。
意図的にポジティブさを出しているのかもしれないけど、ここまで徹底的にやられると気持ちが良い。

人はあらゆる側面を持った多面的な存在で、著者はそれを意識的にも無意識的にも肯定しているんだろう。

星4つ。

読むと、チョッピリ元気になる。
1つのエッセーが短いので、読みやすい。合間の時間に読むのが良いだろう。

上達力

齋藤孝は上達論の旗手である。彼が提唱する上達の論理とは、「まねる力」「段取り力」「コメント力」の3つを基礎の力としながら、自分独自のスタイルをつくり上げていく、というもの。これこそが、あらゆる仕事、趣味に共通する一流になるための最高のメソッドなのである。
本書は、前記の3つの力と、「身体感覚」「スタイル」の5つの項目を軸にして、齋藤孝の膨大な著作から、誰もが無視できない主要ノウハウを1冊に集成したベスト版である。「型」をつくること、徒然草、手帳術、会議の方法、文章トレーニング、読書術、モテる話術、要約力、メモ術、質問力、呼吸法、日本語力、体操......。あなたが気になるメソッドは、この本の中に必ずあるはずだ。
それを実践すれば、あなたの上達力は格段にアップするだろう。巻末に齋藤孝全著作ブックガイドも掲載。「一流」と呼ばれる人間になるために、本書を是非活用していただきたい。

数多くの本を書いている著者だけど、この本を読めば著者の主張する要素を全てマスターできるかもしれない。

仕事にも活用できることがたくさんだと思う。その中でも、コメント力はぜひマスターしたい。

P.39にあった、相手の好きを見つけるという「偏愛マップ」は面白い。これは自分でもやってみたいことだ。

また、「本は量が勝負。数多く読め」とか、「文章もたくさん書け。原稿用紙10枚を目標」とか、「上達の最短コースは真似るである」といったことが書いてある。

これらは意識的に実践していることもあるので、少しは自分の中の力もついてきているかもしれない。

「まね」については、仕事も同じだと思う。最近「TTP」という単語を知った。「っていきにクる」の頭文字だそうだ。自分ももっとまねをしていこうと思う。

星3つ。

エッセンスをつまみ食いするためにはちょうどいい。巻末に詳しく書かれている本が紹介されているので、便利だ。


邪悪な人を痛快に打ちのめす!―振りまわされない、疲れない、「自分中心」の心理学


■平気で人を傷つける、暴言を吐く、何かと揉め事を起こすトラブルメーカー。あなたはこんな「邪悪な人」に振りまわされていませんか。また、あなた自身は「邪悪な人」になっていませんか。

■本書では「自分中心心理学」を提唱している著者が、身近にいる邪悪な人への対処法を独自のスタイルで伝授。

■そのポイントはやはり「自分中心」。嫌な人に惑わされることなく、もっと自由にもっと自分中心に生きてみよう!



自己中心的な生き方は非難されがちだけど、自分中心に生きるというのが大事だというのが、著者の主張だろう。



だが、一通り読んだんだけど、何が言いたいのか良く理解できなかった。「邪悪な人」っていう定義がされてないのが、その理由なんだと思う。なんだよ、「邪悪な人」って。



また、「自分中心に生きる」という言葉を使っているのだけど、「自己中心」とは違うのかな?このあたりが曖昧だった。



とはいうものの、他人に合わせてしまう人、他人からの言葉に傷つきやすいような人には、この「自分中心に生きる」というのは有効だと思う。



星2つ。



自分は、瞬間的に傷ついたり、落ち込んだりするけど、だいたい一晩寝れば忘れてしまうからあまり関係ないかも。自分中心的だしね。

殺人現場は雲の上

新日本航空の花のスチュワーデス、通称・エー子とビー子。同期入社でルームメイトという誰もが知る仲よしコンビ。容姿と性格にはかなり差がある凸凹コンビではあるけれど…。この二人が奇妙な事件に遭遇する。昼間、乗務中にお世話した男の妻が、自動ロックのホテルの室内で殺害されたのだ。雲をつかむような難事件の謎に挑む二人の推理はいかに?

1992年に発刊された作品。短編が納められている。

著者の作品をほとんど読んでいると自負していたが、まだ読んでいないのがある。

著者が近年出版している、緻密に組み立てるようなストーリーではない。しかし、軽くあっさり読めるので、スラスラとページが進むのだ。

1時間物のドラマの原作にはちょうどいいんじゃないかな。キャラクタもはっきりとしているし。

星3つ。

敷金返せ!―司法書士が教えます

本書は、「敷金返還に関する問題」を中心に「敷金以外の賃貸トラブル」も含め、多くの事例を取り上げながら、適切な情報をわかりやすく平易に表現しています。これまで敷金は預けたら最後、戻ってくるはずはないと諦めてしまってい
た借り手に、どうしたら取り返せるかの強力なヒントを与えてくれるはずです。
つまりここまで敷金を奪還するための武器をふんだんに取り揃えた書籍はほかにありません。

具体的な事例を挙げて、敷金を返還してもらうための方法を提示している。

ポイント以下と認識。

借りている部屋を退去する時は、原状回復が原則。この原状回復の認識違いで敷金が返還されないというトラブルが起こる。

「自然損耗」「通常損耗」「経年変化」は原状回復に含まれない。

ってこと。

タバコのヤニとか、家具を置いた跡とか、具体的でとてもわかりやすかった。

発見だったこと。壁紙を借り手が破損した場合、通常は壁紙の全面張りなおしなるけど、法的には借り手が破った部分だけを負担すればいいということ。

なるほど。それは良いこと聞いた。

ただ、こういう本だからかもしれないけど、少し杓子定規な感じがした。

すぐに、内容証明を送りましょうとか、裁判をしましょうとかって書いてあるので。そんなに大事にする必要はないと思うのだけど。

星2つ。

今回は面白そうなところだけをピックアップして読んだ。引っ越すことがあったら、もう一度読んでみようかな。

会社を辞めるのは怖くない

26年間勤めた銀行を辞めて作家に転進した著者の「会社辞める論」といった感じ。

辞めるにしても色々な準備をするのが大事なんだろう。一人身だといいのだろうけど、家族があるとなおさら。

そして、いざ辞めたら会社時代のことはスッパリと忘れることが大事だと説く。

男って、こういう割り切りとか踏ん切りってつきにくいんだよね。ついつい、昔にしがみついてしまう。

著者が言うには、男性は新しい場所でゼロから自分の位置づけを構築するのが苦手なのだとか。

一方、女性はというと、結婚して苗字が変わったり、子供を産んで仕事をやめたりという経験を積んでいるため、こういう構築作業は男性よりも慣れているのではないかというのだ。

特に苗字が変わるのは相当の違和感がるようで、新しい苗字での再構築は相当ストレスになるみたい。

確かに一理あるかも。この仮説は面白いと感じた。

星4つ。

会社を辞めたいと思っている人にも、今の会社をよりよくしていこうと思っている人にも。

一眼レフ こんな写真が撮りたかった!―撮影レシピ付

「もっと写真がうまくなりたい!」そんなあなたのために、プロが隠れワザを大公開。カメラマンのテクニックを「撮影レシピ」に凝縮。レシピどおりに撮影していくだけでプロのノウハウが自然と身に付く。

デジタルではない一眼レフカメラの撮影方法を解説している本。撮りたいもの別に掲載されているので、とても役に立つ。

絞りやシャッタースピードも詳しく解説してあるのが嬉しい。これらの仕組み的なものは理解しつつあるのだけど、いかんせん経験が少なくてイマイチ実践で活用しきれないのがツラいところ。

デジタル一眼レフカメラで撮影した写真は写真にEXIF情報として、絞りやシャッタースピードが記録されているので、それらを見ながら反省したりしている。

自分がポイントだなと思ったところ。

例えば、人物は目にピントを合わせる。そして、日の丸写真にならないようにする。また、人物のアップはまつ毛にピントを合わせるといい。

風景で、流れ落ちる水を撮りたい場合はシャッタースピード1/4が目安。

スナップ写真は気になるものを大きく撮る。切り取るといった感覚。

星4つ。

これは手元においておきたい本だ。

これは勉強になる。

秘密の花園

三浦しをんというと、星5つの「風が強く吹いている」、星4つの「まほろ駅前多田便利軒」等のイメージが強い。

本作品はそれらとは全く路線が違う。沖縄へ行きたいのに、北海道へ行ってしまったみたいな。(例えが悪いな。)

叙情的な女子校モノという表現がぴったりくるであろう本作品。なんとなく、綿矢りさの「蹴りたい背中」とか金原ひとみの「アッシュベイビー」に似たような感じなのかな。

思春期の女の子の内面を必要以上にえぐりだそうとしている感があった。

女子高へ行ったことがないからか、全く理解できず。面白さも分からなかった。

70ページぐらいまでは読んだんだけど、ギブアップ。

星1つ。

参考

蹴りたい背中

アッシュベイビー

女性の品格

いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった日本社会。学校や職場でも優秀で元気なのは女性ばかり。もはや古い型の「女らしさ」は求められない?いや、女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい。本書はビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、女性としての振舞い方を具体的にアドバイス。「礼状が書ける」「約束を守る」「型どおりの挨拶ができる」といったふだんの言動に、女性の生き方と品位はおのずと表われるのである。

話題になっているようで、手にした本。

よく本屋で見かける昔からあるような「女性のたしなみべから集」や「マナー本」といった印象だ。

書いてあることはもっともだし、女性に限らず男性も気をつけなければならないことが書いてある。

電車の中で化粧しないとかは女性に限ってだろうけど、言葉遣いに気をつけるとか、礼状はすぐ出すとか、お礼(ありがとう)をちゃんと言うとかは男性でも共通のことだと思う。

そうなのよ。わかっちゃいるけど、できないんだよね。

けど、最近はサンキューレター等は見つけた時にまとめて購入するようにしている。電子メールもいいけど、肉筆もなかなか捨てたもんじゃないと思って。自分の書く字が汚いというのは、ものすごく大きなコンプレックスなのだけど。

最近、カメラを持ち歩いて撮影している。被写体になってくれた御礼がてら、撮影した写真をプリントして送ろうかななんてことも考えている。

星2つ。

見出しを読んで飛ばし読みだった。
当たり前と感じていることを書いているし、それほど目新しいことも書いてないので。わかっているけど、できないのだ。モノを捨てるのと同じ感覚。

若者たちはなぜ自殺するのか

 本書は、自殺してしまった、そして自殺しようとした若者・子どもたち12人への取材をもとにしたルポルタージュである。その中で明らかになっていくのは、親や教師は、若者や子どもが抱える「生きづらさ」を知り、その行動化としての自殺願望を、理解することができるのかどうかということだ。現実として、それは決して簡単なことではない。
 最終章で著者は、「人間関係の選び直し」こそが、若者や子どもが「生きづらさ」から抜け出し、親や教師がそれを理解するための方法なのではないかと説く。身近な人間、もしくは自分自身がいつ自殺を考えてしまうか判らないからこそ、ここにある真実を少しでも知って欲しいと思う。

自殺をしてしまった人、自殺を試みてとどまった人達のルポが掲載されている。著書のタイトルどおり、若者にフォーカスをあてているが、今は中高年の方が統計的に無視できないのではないだろうか。

両親からの虐待、ネグレクト、学校でのいじめとかを原因に自分の居場所がなくなり、自殺を希望する人、自殺を実行してしまう人。「生きづらさ」というキーワードに終結するのだけど、やるせないよ。

読んでいるだけで、暗い気持ちになる。それと同時に腹立たしくもなった。

世の中には生きたくても生きられない人はたくさんいるのだ。自分が病気になって、余命があと1年とか言われたら、それでも自殺をしようと思うのだろうか。

著者の考え方の根本にある、「自殺はいけないという道徳を押し付けてはいけない」という考え方には賛成することはできない。本書を最後まで読んでも賛成できなかった。

自殺を考えてしまう人たちの思考回路を理解するケーススタディとしては良いかもしれないが。

星3つ。

やはり、自分は伊坂幸太郎の「終末のフール」のお父さんの考え方が好きだ。

賢者はかく語りき

「この本は携帯型の心の書斎です……」(齋藤孝)。週刊ポストの人気連載が初めて単行本化されました。『声に出して読みたい日本語』などでおなじみの明治大学教授・齋藤孝氏が生きるヒントとなる偉人たちの『言葉』を抜粋し、わかりやすく解説します。偉人たちは全部で9人。ニーチェ、世阿弥、ソクラテス、アインシュタイン、老子、ゴッホ、清少納言、ヘッセ、良寛。仕事や日々の生活に疲れたとき、彼らの言葉に耳をかたむければ、きっとその迷いから抜け出せるはずです。

偉人達の名言集という感じなのかな。掲載されている偉人は以下。

  • ニーチェ
  • 世阿弥
  • ソクラテス
  • アインシュタイン
  • 老子
  • ゴッホ
  • 清少納言
  • ヘッセ
  • 良寛

あまり興味のある人が掲載されていなかった。唯一興味のあるアインシュタインについて読んで終了。

星1つ。

今日から始める一眼レフの基本テクニック―初心者のための完全マスターガイド

一眼レフのすべてをこの一冊に凝縮!初心者が最初につまずく、露出・シャッター速度など、撮影に必要な基本テクニックをわかりやすく解説。知っておきたい一眼レフの基本的なメカニズムや、あると便利な周辺機器の紹介、またメンテナンスや、フィルムの選択なども細かく解説。

最近、デジタル一眼レフを購入したので借りた本。

こういう本は購入すべきなのはわかっているのだけど、図書館ですぐに借りれたので。

内容はアナログの一眼レフに関してだけど、デジタルでも十分に通用することだと思う。

「絞り」という単語をなんとなく理解できかけた気がする。(まだ完全には理解できていない)

やっぱり、明るいレンズが欲しくなった。絞り開放で撮りたいのよ。

星4つ。

この手の本は1冊手元に置いておきたい。本を選ぶ際の良い基準になった。

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