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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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たまには、友人関連の記事。
5/19(土)にヨッチの送別会兼結婚祝いをしてきた。

場所は麻布十番。

18:00に麻布十番のウェンディーズに到着。ウェンディーズで先に待っていたのは、ワク、アリサ、ジタク、ニムの4名。

ジタクが俺を見るやいなや。

「お前、それこの前のTシャツと同じじゃん」と辛口ピーコならぬファッションチェックが入ったのにはビックリした。
ジタクは俺のこと好きだな。そこまで気にかけてくれるなんて、さすがは俺の恋女房だ。

それにしても、服のことは配慮不足だった。全く気にしていなかったよ。。。次に会うときは、違う服を着ていくよ。

そういえば、ニムが珍しくジャケットを着てたっけ。麻布十番ということで、ちょっとお洒落してきたな。ワクはいつもどおりだったが。

そんなこんなで、ヨッチ推薦のお店に出陣。ヨッチはこのお店でよく飲んでいるそうだ。店員さんともかなり親しげだった。

行ったお店は、「てげてげ」。お店のHPは無いようだけど、こんな感じ。

港区六本木5-11-28セントラル鳥居坂1F03-3403-7800
18:00~28:00(無休)
麻布十番、新一の橋交差点から麻布トンネルのほうへ、鳥居坂手前の大通り沿

アリサは帰ってしまったので、遅れてくるヨッチを待ちながら4人で乾杯。そうこうしているうちに、ヨッチが登場。

ワク、ジタク、ニムは今月のGWに会ったが、ヨッチは約1年ぶり。去年、ヴェルファーレに行く途中に偶然会った時以来じゃないだろうか。

結婚のお祝いとして、レミパンをプレゼント。

話を聞くと、ヨッチの大阪異動は1年と期間限定らしい。長期出張といって言いぐらいかも。

それにしても、時間の経過を気にせず話ができるのは嬉しいことだ。気を使わないで、こうやって飲んだり話したりできるのって、貴重だと思う。

新たまねぎをスライスした料理がサッパリしていて美味しかった。馬刺しもよかった。みんな飲むねー。焼酎のボトルを2本を空けていた。お酒に弱い自分も、ついついお酒も進む。

ただ、このウィークデーの疲れがたまっていたせいか、お酒を飲んだらとても眠くなってしまった。反省。ま、反省といっても、眠くなれば寝るというのは生理現象だからしょうがないっしょ。

上の写真は仲が良さそうな俺達。
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ある日突然、警察に呼び出されたら、どうする・どうなる 改訂版―弁護士が教える〈検挙・逮捕〉対応マニュアル あなたも刑事事件にいつ巻き込まれるか

このゴールデンウィークで青切符を1日で2枚もらった。

1日2枚という偉業を達成したのだが、埼玉県警と警視庁の共通点とか違いとかを感じたので、手続き的な意味とかがあるのかと思って手に取った本。

書いている内容は、いきなりガサ入れされたらとか、任意とは何かみたいなこと。警察に抵抗できるのはこのあたりだけど、心象が悪くなるので注意とか。軽く書いてあった。

この本で学んだのは、弁護士を頼むのが吉だということ。いきなり逮捕せずに、なぜ任意の事情聴取から初めるかということ(警察での拘留期間が限られているから)。

ただ、自分の知りたかった道路交通法とかには触れていなかった。まぁ、当たり前か。

知りたかったのは、切符切りの手続き場所。必ず、乗っている車から話されて、警察の管理できるところに連れて行かれるのだ。交番とか護送車のようなバスとか。これは心理的な観念を促しているのかも。

星2つ。

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

「楽しく読める会計本」は最近、多く出ているが、その中でも特に経営者の視点を強調した1冊。小説仕立てで、父親の急逝でアパレル会社を継いだ社長令嬢が、コンサルタントから会計の手ほどきを受けて経営を再建。最後には自分を陥れようと古参社員がたくらんだ“数字のワナ”を見破る。

「会計数値は近似値を表しているものであり、その数値の本質を追求することが大切」という著者のメッセージは伝わった。数字を鵜呑みにするのではなく、なぜそうなったかその裏の裏を読み取ることが大事なのだろう。

また、終わりの章にあった粉飾決算についての記述は興味深かった。在庫調整などの粉飾決算を一度してしまうと、継続的にしなければならなくなるという負のスパイラルに陥ってしまう。

また、日産のカルロス・ゴーンによる業績のV字回復も粉飾スレスレだったのではないかという指摘は面白かったなー。確かに、日産の復活やゴーンという救世主を強烈にイメージづけるためにも損失を前倒しして出来る限り業績を落として、次年度は前倒しした損失から脱却しての利益増はある意味「騙し画」的だと感じた。

入門書という位置づけのためか、解説が少ないのが残念だった。

ただ、全体的にちょっと引き気味に読んだのは確か。ほとんど飛ばし読みだったかも。

というのも、名著「ザ・ゴール」に似てるから。というより、そのものじゃないの?コンサルタントの助言を仰ぎながら会社を変えていくというストーリー展開とか。

後半の粉飾決算のところだけ読めばよいと思う。

星3つ。

ビジネスマンなら、以下の4冊はマストだと思う。自分もかなりの影響を受けている。仕事をしていく中で、TOCの概念を知っていると知らないとでは大きく違う。

時間が無ければザ・ゴールだけでも。

これ系でmust readだと思う4冊。

ザ・ゴール

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール2

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

クリティカルチェーン

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

チェンジ・ザ・ルール

チェンジ・ザ・ルール!

国民投票法案が与党の賛成多数で可決・成立=参院本会議

国民投票法案が14日午前の参議院本会議で賛成122、反対99の賛成多数で可決、成立した。自民、公明が賛成、民主、社民、共産、国民新の4野党は揃って反対票を投じた。

ついに国民投票法案が可決された。エポックメイキングな日になったと思う。年末あたりに、この日を振り返るんだろうな。

これから、憲法の議論が活発になるんだろう。

憲法を変えるというと、「恒久の平和」を謳った9条が焦点になることは間違いない。

今の自分の考えは、9条を変える必要は無い。以前は実態に合っていない9条は変えるべきだと考えていたけど、色々な本を読んだり、生活が変化してきたりして考えが変わった。

これからの自分の勉強や他者が繰り広げる議論が深まっていくにつれて、今の考えが変わることはあると思うけど。

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法

今すぐできてかんたん、お気楽、たいした覚悟もいらない、大金もかからない、5分間で自分を変える60個の方法。Shes net連載コラム「5分で自己改革」から厳選しました。

本書の続編「スッキリ」から読んでしまったが、これがその第一弾。

→参考:スッキリ!―たった5分間で余分なものをそぎ落とす方法/上大岡 トメ(2007/02/01)

「スッキリ」と同様にちょっとしたことで気分が変わるようなのが多い。

本書の28項目にあった「1日10回「ありがとう」を言うようにしよう」は忘れがち。実践していくことにしよう。

星3つ。

明日から使える「仕事術」
NHK「プロフェッショナル」制作班
日本放送出版協会 (2007/02)
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NHKで放送されている、「プロフェッショナル仕事の流儀」から、主だった出演者から仕事のやり方を本でまとめたもの。

カラーだし、ヴィジュアルに訴えかけているのでわかりやすい。その反面、全体で100ページもないので内容が薄い。そこが残念。

気になる人の仕事のやり方を見つけて、その人に関連する本を探すのが良いのだろう。

自分が気になったのは、飯塚哲哉という人の時間活用術だ。「1R2E3S」というのに共感。

一人(1Resource)で、同時に実行(2 Execution)しながら次のことを考える(3 Study)というものだ。手持ちの持ち駒を増やして3つぐらいの案件を同時並行でこなすぐらいがちょうど良い。

これぐらいまで自分の処理速度を上げたいものだ。

星3つ。

その気になれば15分ぐらいで読める。エッセンスだけピックアップするのがいいと思う。

 

この記事「その「見える化」間違ってない?」について。

「見える化」は大事だと思う。

けど、「見える化」というより、どちらかというと「見せる化」なんだと思うんだよなー。

「見せる」ことによるメリットを感じないと、誰も「見せる」ことはしないと思う。

にっぽん入門

ドラマ化された漫画「東京ラブストーリー」でも有名な柴門ふみの書いた旅のエッセー(?)

「オール読物」に連載されていたものをまとめた本らしい。

軽く読めて面白かった。日本の伝統的なお祭りとか神事とかを面白く表現している。

最初におさめられている、冬の東北で行われる裸祭りの記述が面白かった。

確かに、なんで日本人って裸になりたがるんだろう?しかも、真冬の寒い中で。そして、ふんどし。

裸になるということで、ハレとケを区別したいんだろうか。自分の大学生時代を思い起こすと、毎日がハレのような感じだった。だから、俺は脱ぎタガリーナだったんだろうか。

他にも、岸和田のだんじり祭り、青森のねぶた祭り、土佐の阿波踊り、佐渡の「たらい舟」体験とか、興味深く読める。

星3つ。

 

そもそも株式会社とは

正直、自分には難しかった。

理解しやすいような言葉で書かれているのだけど、その展開についていくのが難しかった。

だから、最後まで何が言いたいのかわからなかったんだよなー。結論はなんだったんだろう。途中から飛ばし読みだった。

もう少し会社論的な本を読んでから、この本に手をつけた方がよかったかもしれない。

星2つ。

読む順番としては、「あとがき」→「序章」を読んで全体の文意を捉えて、1章から読んでいったほうがいいと思う。

このミステリーがすごい!2007年版

最初に評価。星は3つ。次に読む本の指針として活用するのが良いと思う。

通称、「このミス」の2007年版だ。2007年の1月ぐらいに発表されるので(発表時期はうろ覚え)、2006年の作品で選ばれている。

けっこう、ここにランキングされているのを参考にすることがある。上位に入っているのは、面白い作品が多いと思う。

この本は「20周年直前リニューアル号」として、「選者が選ぶミステリベスト6」という企画がある。発刊年に関係なく、好きなミステリを挙げるという企画だ。

ベスト6の中で伊坂幸太郎を3冊も挙げている、自分と同じような趣向の人がいた(青山ブックセンタ六本木店の人)。その人の参考に読んでみようと思う。

愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱
打海 文三
角川書店 (2006/09/26)
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英雄先生
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東 直己
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魔女の笑窪
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大沢 在昌
文藝春秋 (2006/01/13)
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ちなみに、2007年版のべスト3で挙げられているのは以下。

1位 

独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明
光文社 (2006/08/22)
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2位

制服捜査
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佐々木 譲
新潮社 (2006/03/23)
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シャドウ
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道尾 秀介
東京創元社 (2006/09/30)
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きっこの日記

「あたしが政治に興味を持ったワケ」「きっこ文体」「水槽の中の世界」「きっこさんへ50の質問」「メガマクとは?」等、オリジナルエッセイ多数収録。日本ブログ大賞2006受賞作。

ブログ「きっこの日記」の書籍化だ。とりあえず、読んでみるかで手にとった本。

ブログの書籍化って、難しいなー。ブログの内容が全て載っているわけではなく、無難な内容のものをピックアップしたような印象を受けた。

自分はブログを読むだけで十分だと感じた。目次を見て、オリジナルエッセーだけを読んで終了。

星1つ。

空飛ぶタイヤ

トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月。

直木賞の候補になったということで、手にとった本。

面白かった。こういうの好き。2段組で500ページが苦にならずに読めた。

モロに三菱自動車のリコール隠蔽問題を題材にしている。

ミスリードされたのかもしれないけど、三菱自動車の社内ってこんな感じなの?と思ってしまった。

星5つ。

テンポ良く読める。

assahi.comのこのニュース「「ネットカフェ難民」広がる 7割の店に「長期・常連」」に反応。

この統計そのものの信憑性は怪しいとは思う。

けど、やはり反応してしまう。一度このような状態になると、抜け出すのは難しいんだろう。

今は「マック難民」というのもあるようだ。

マック難民とは、24時間営業のマクドナルドで100円のコーヒーで一夜を過ごすという人達のこと。

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

我が国の格差問題の原因について、1つの衝撃的な解答を示す書。若年層が社会から逸脱し下流に落ちるのは環境ややる気の問題ではなく、まともな生活を営むうえで決定的な能力が欠落していることによると説く。著者の専門は文学・思想史であり、統計的な分析や実地調査に基づく分析は用いていない。しかし、人間のあり方そのものを深く洞察する手法で「学び」と「労働」を放棄する若者の思考のメカニズムを、説得力をもって解明していく。

我が国で下流に落ちる若者たちは、人類史上初めて登場したタイプではないかと言う。彼らは生きるために必要な知識を学ぶという当然の行為を否定する。その裏には「無知のままで生きる不安を感じずにいられる」という絶望的な特徴があると指摘する。これは貧困や劣悪な生活環境によって「教育を受けたいが受けられない」といった、従来存在した下層社会の問題とは根本的に異なる。彼らにとって教育や労働は強制された「苦役」でしかなく、避けられるものならば避けて通りたい面倒ごとにすぎないと言う。

そうした若者が増殖する原因の1つは「孤立化」だと言い、社会の目に見えない相互扶助ネットワークから一度逸脱してしまうと、下流生活が定着化してしまうと憂える。

 消費者として子供が育てられて、その消費にかかる時間が短いというのに快楽を覚えるというのが面白かった。コレに絡めて、自己責任論を展開していて、「そう言われれば、そうかも」というその着眼点を興味深く覚えた。

資本主義経済的な観点から利益を最大限に得るというのではなく、損失をできるだけ減らすという昔ながらの考え方に行きたいというところか。

全体的に、偉そうに言ってるなーという印象を受けた。ま、偉い先生なんだろうけど。

科学的に検証しているわけでもないので、あまり鵜呑みにしてはいけないのかも。

星3つ。

やっぱり、本書でもニートの定義が曖昧だった。また、ニートといっても、働きたいが働けない、学びたいが学べないという人もいるのではないだろうか。

親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち

 厳しい雇用環境下に置かれる「就職氷河期世代」の20代~30代の若者たちの中から、会社に雇用されることを捨て、自営志向による不労所得に時間をかけ、親や同世代以上の年収を稼ぐようになった「ネオニート」といわれる成功者が現れ始めている。

うーん。ニートの定義ってなんなんだろう?根本的な定義がなかった。なので、そのところが気になってしまって。

働いている時点でニートではないと思うのだが。せどりでもビジネスはビジネスでしょ。

オンライントレードで何億も稼ぐというのはあって、株はギャンブルなので、働いていないといえば働いていないのかなーなんて。パチプロみたいなものなのかな。でも、そしたら証券会社の社員はギャンブラーなのかとも考えてみたり。

ただ、会社に所属するだけが人生ではないという著者の考えには共感する。

星2つ。

駆け込み、セーフ?

30代、ラストスパート!
●「靴下をはいていない男」との食事
●処女はこんなにいる!(ただし30代)
●ひらひらスカートの絶大なる効果
●妻たちはお正月が嫌い
●四十男の「ペコリ」って……
●紀子さまの「専業主婦メンタリティー」
●日韓の「整形」意識の違い
●お姫さまだっこと"さらわれたい欲求"
●「お一人さま」のルール
●浮気と不倫の違いとは?
……などなど、気になるテーマばかり全60篇を収録!

著者の酒井順子といえば、「負け犬の遠吠え」で有名な作家。
この本はその酒井順子が週刊現代で連載中の「その人、独身?」というエッセイの単行本化2冊目とのこと。

エッセーなので、素直に楽しみながら読めた。

この本を通じて思ったのは、年齢相応の振る舞いをしないといけないということ。
年齢を考えて行動しないと、イタイ人と思われる。

気持ちは10代とか20代な自分なんだけど、他人から見られる自分を意識しなければいけないだろう。

それ以外にも大人なガールズ・トークな話題があって面白かった。

星3つ。

ラスト・イニング 

大人気小説「バッテリー」。あの伝説の試合がここに──!!
全国劇場公開される人気小説「バッテリー」。その中でも屈指の人気キャラクター・瑞垣の目を通して語られる、巧、豪、門脇らのその後とは──。ファン待望の小説がついに登場!!

失敗したかも。

話題になっているので、あさのあつこの「バッテリー」のシリーズと本書「ラストイニング」を図書館に予約していた。

で、本書「ラスト・イニング」の割り当てが早く、先に読んだのだけど「バッテリー」のサイドストーリー的な話だったみたい。

読了後にamazonで粗筋やレビューやを読んだのだけど、”伝説”の試合のその後が書かれているらしいんだ。

映画のラストを知って、また最初から観なおすみたいだよ。

内容は面白かった。どことなく屈折した瑞垣の心情が面白かった。天才ピッチャーっぽい巧に対する想い、そして天才バッターっぽい門脇秀吾への想いとか。

スポーツをやっていれば、楽しめると思う。

ただ、本編「バッテリー」を読んでいないためか、キャラクタを把握するのが大変だった。また、時間軸が大きくズレたりするので、ページを前後に行ったりきたりしてしまった。

星4つ。

「バッテリー」を読んだ人なら、読みたくなる内容なんだと思う。

「バッテリー」を早く読みたいところだ。

バッテリー

ナイチンゲールの沈黙

東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。

「チーム・バチスタの栄光」の次に発刊されたものだ。「チーム・バチスタの栄光」は自分の評価では星5つで、とても楽しめた作品だった。

そして、本著。田口と白鳥のキャラクタが立っているので、その2人を追っていくのは楽しい。さらに、白鳥のライバルと呼べる加納というキャラクタも登場した。

安心して楽しめた。

面白いのだけど、前作と比べてはいけない。若干、展開やラストに無理があったような気がする。「チーム・バチスタの栄光」がとても面白かっただけに、期待が膨らんでしまったのだろう。

星3つ。

面白いのだけど、期待は禁物。

たぶん最後の御挨拶

東野圭吾は好きな作家だ。

「白夜行」を読んだ衝撃は強烈な印象として自分の中に残っている。「白夜行」は続きが気になって気になって寝るのを惜しんで読んでいたから。

そんな彼の最新エッセー集がこの本だ。

この本の最後に記してあるが、エッセーはこれを最後にして小説に力をいれていきたいとのこと。だから、このタイトル「たぶん最後の御挨拶」なんだろう。

「白夜行」や「変身」が評価されなかった時の悩みというか、どうしてこれが評価されないのだという不満みたいな心情を吐露しているのが興味深かった。今から振り返ると両作品ともドラマになったり映画になったりしてるのにね。

読みたかったのに掲載されていなかったのは、「白夜行」のドラマ化の話。この作品の映像化を拒否していたって言っていたけど、なぜ映像化を許可したのか、そんなところを読みたかったな。

全編とおして、明るく書いている。軽く読むのがいいのだろう。

星3つ。

東野圭吾が好きなら読むべし。

金の言いまつがい

「銀の言いまつがい」も読んだので、一応。ネ。

R指定の項が面白かったかな。

「よろしくお願いします。」を「やらしくお願いします」と言いまつがえたり。

「キューバのカストロ」は想像どおり。

友人と長電話した後に、「今日はしゃぶりすぎました。」

くだらないので、時間のある時に。

星3つ。

魔法の3分整理術

 上司から「デスクはきれいに」と言われても、めんどくさかったり「この書類はいつか使えるかもしれない」となかなか片づけられないもの。
そこで、ものぐさな人でも身につく新しい整理法=「3分整理術」です。
 この整理術のいちばんの特徴は、モノ、資料、データ、仕事、時間とあらゆるものを3つに分けること。そして、3つに分けたものを3分で整理してしまうことです。
 「3分整理術」のしくみはとにかくシンプル。肩に力を入れて「習慣にしよう」としなくても、自然と整理することが「習慣になる」こと請け合いです。

整理ができないので、この手の本はよく読む。

で、読んだからできるかというと、必ずしもそうならないのが人間なんだよなー。

目新しいことは何も書いてないと思った。ベースはベストセラーにもなった「「超」整理法―情報検索と発想の新システム」だと感じた。

本書には書いてないけど、物が多いから整理できないんだろう。整理するよりも、物を捨てたりする方がいいんじゃないかと思う。 といっても、捨てるという行為もなかなかできないのだけど。

星2つ。

見出しを読みながら斜め読み。15分ぐらいで読める。

ブラウザのブックマークの整理法も書いてあったけど、今はSBMが主流なんじゃないかと思う。

男のファッション基本講座 カラー版―ほんの少しで印象がガラッと変わる

「男のマナー基本講座 カラー版―スマートな振る舞いで差をつける」のパート2って感じかな。

新しい発見というのは無く、基本的なことなんだと思う。

「ベーシックに。だけど、流行を取り入れて」みたいな。

そんなのわかってるけど、できないんだよね。服のセンスがないのがツライところだ。

一番良いと思ったのは、パンツハンガーでズボンのかけかた。

「裾を上にしてつるす」

星1つ。

大人になると、なぜ1年が短くなるのか?

「時間とは何だろうか?」という問題について、認知科学やその一分野である心理学による試みの成果を紹介。ジャーナリスト・池上彰と、「時間学」研究者・一川誠が、子供と大人が感じる「時間の錯覚」の謎に迫る。

アインシュタインの相対性理論を分かりやすく書いているのかと期待して手に取った本。

けど、残念ながら内容は違っていた。

タイトルの通り「大人になると時間の経過を早く感じる」理由を述べている。その理由を述べる中、時間とは何かというのを多方面から述べられていて面白い。対談形式なので、話があちらこちらに飛ぶものの、難しい話を優しく解説してくれている。

おれ、けっこう、こういう「時間」のジャンルの本は好きなんだよね。

なぜ、大人になると時間の経過を早く感じるかという問いの答えは、「子供に比べると、新陳代謝が落ちたから」というもの。新陳代謝量が体内時間をつかさどっているんだって。大人になると新陳代謝量が落ちるので、自分の中の時間は遅くなる。相対的に物理的な時間を早く感じるというわけ。

これだけ読むと納得しがたいとは思うけど、本書では多方面から分かりやすく述べられている。

それを知ってどうするってわけではないけど、知的好奇心が刺激される。いわゆるトリビア的な本として読むと面白いと思う。

交通事故で死ぬ間際に走馬灯のように記憶が蘇るというような現象を、バンジージャンプから飛び降りることで極限状態を作り出して、どれくらいの情報を脳が処理できるかという実験をやっている人もいるみたい。

星3つ。

ダメな議論―論理思考で見抜く

ニート問題から財政赤字、平成不況まで、いかにももっともらしい議論がメディアを飛び交っている。じつは国民的「常識」の中にも、根拠のない“ダメ議論”が紛れ込んでいる。そうした、人をその気にさせる怪しい議論を、どのようにして見抜くか。そのための五つのチェックポイントを紹介し、実例も交えながら、ダメな議論の見抜き方を伝授する。論理思考を上手に用い、真に有用な情報を手にするための知的技法の書である。

議論が雰囲気で決まってしまうというダメな議論に陥らないようにしようという趣旨の本。

巻末におさめられている「おわりに」を読んで、4章と5章を読めばいいかな。

本書の趣旨は、雰囲気や言説に流されず本質を見ようというものだった。

自分はちょっと逆の見方をしたかもしれない。いかに雰囲気を作れば議論を自分の思い通りにコントロールできるかということ。

仕事をしていく中で、論理だけでは仕事は進まない。だから、いかに良い雰囲気、有無を言わせない雰囲気をつくることが大事だと感じているから。

本書に挙がっている例題を参考にして、ダメな議論をどのように展開していけば良いかというのが理解できた雰囲気になった。

星3つ。

この本は逆の目線から読んだ方が良いと思う。

国民投票法案 衆院を通過 今国会成立は確実な情勢

憲法改正の手続きを定める国民投票法案の与党修正案は13日午後の衆院本会議で採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決された。与党は16日に参院本会議と参院憲法調査特別委員会で趣旨説明を行う構えで今国会成立は確実な情勢だ。

5月3日の憲法記念日までの成立を目指しているんだって。もっともらしいタイミングだけど急ぎすぎだと思う。

正直、怖い。このスピードが怖い。

温家宝の来日も法案成立への後押しになったんだろうか。なんて邪推。

国民投票法案の成立に反対するつもりはない。国民投票の仕組みづくりは必要だと思うから。けど、今回のはあまりにも急すぎると思うのだ。だって、あれよあれよと言う間に決まりそうで、中身を知らないんだもん。

イチローと松坂のメジャー対決の方が気になってたくらいだし。 

国民投票に関する本を物色してみようかな。

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