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子供が苦手な松尾先生が「大人になりたくない」と口をそろえる27人の12歳たちを相手に行った授業のテーマは「大人って何?」。この爆笑の授業に完全密着した一冊。作文や最後の授業に思わず涙。
松尾スズキを意識したのは、深夜に放送されていたドラマを観てから。観ていた人は少ないと思うけど、役者魂とか、役者モノとか演技者そんなタイトルの深夜番組だったと思う。4週ぐらいに分かれて色々な人が脚本したり演出したりするドラマを放送するんだけど、松尾スズキのやつが面白かったのだ。タイトルは「マシン日記」とかそんな感じ。
どれもうろ覚えだなー。
覚えているのは、不条理な設定だったということ。鎖に繋がれているV6の森田剛がいて、ラストの展開では逃げ出すために斧を持ち出して、「切ってくれ!」と女の子に言うのだけど、その女の子は鎖を切るのではなく、足を切ってしまうという、ちょっとスプラッタ的な内容。
しかし、その他の登場人物と合わさると、「オズの魔法使い」の登場人物と同じになっていたりして、「うわ、これスゲー」って感動していたりした。
そんな松尾スズキ。
小学校6年生から見た自分は随分と大人なんだろうな。なんて、この本を読みながら考えていた。小学校6年生、当時のことってあまり覚えていない。なんとなく、楽しく過ごしていたよな気はするのだが。。。
大人らしい雰囲気で、「銀座の恋の物語」を歌わせるところなんかは、松尾スズキっぽくて面白かった。
こんな授業を受けていたら、自分も少しは良い大人になっていたかもな。
星3つ。