読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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格差社会の暗部で、弱者が借金漬けにされている。デフレ経済下、大手消費者金融会社は低所得者層を貪り、肥大化してきた。いま、その甘い蜜を求めて大手銀行と外資企業が争奪戦を演じている。その一方で、多重債務に陥った利用者は、ヤミ金に全てを奪われた挙句、深い闇に沈められる…。貸し手と借り手の双方に生じている変化を分析し、金融業界と日本社会の地殻変動を克明に描いた渾身のノンフィクション。
アイフルの全店営業停止は記憶に新しい。消費者金融業界のことを詳しく書いてある本だ。
この本を読んで強く思ったのは「金を借りてはいけない」だ。
そのビジネスモデルは、年収以上のお金を貸して、多重債務者にして、剥がすだけ剥がすというもの。多重債務者になるなんて、簡単なことだと、この本を読めばすぐにわかる。
アイフルの営業停止時は衰退したかに見えたテレビのCMだけど、今は忘れたかのように放送されている。CMのようにタレントが宣伝していると、お金を借りるという心理的な障壁が下がるのは確かだろう。
怖いのは、知らず知らずのうちに多重債務者予備軍になっているかもしれないこと。
例えば、カード決済によるリボ払い。月々の返済額は決まっていて、悪くないように見えるが、知らず知らずのうちにとてつもない金利がかかっているんだ。
星4つ。
この本は読んでおいたほうが良い。
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