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日本は本当に格差社会?常識のウソを大検証
日本は本当に格差社会なのか? 本当に少子化国家なのか? 元NHK「週刊こどもニュース」の池上彰が、新聞、テレビから伝えられる「ニッポンの常識」を最新データをもとに診断。世界の国々と比較することで、「日本はこんな国」と漠然と信じてきた「常識」が、劇的に覆ります。項目は、「日本人は貯蓄好き?」「女性の社会進出は進んでいない?」「郵政民営化は先進国では常識?」など「30題」。池上彰が○×形式で平易、そして明快に解説します。目から鱗になること請け合い。これがほんとの「ニッポンのかたち」!
面白かった。
常識と思っていたことが、実は常識でもなんでもなくて、認識を間違っていただけというのが多かった。
難しい問題を分かりやすく説明するのは、とても難しいことだ。しかし、この本はとてもわかりやすく説明している。恐れ入った。
日本が「大きな政府」であるということを、こんなに分かりやすく書いた本は無いんじゃないかな。 こうゆう数字で見ると、「小さい政府」に見える。けど、別の数字を使ったり他国と比較したりすると「大きな政府」であることがよくわかる。
また、税金等の「国民負担率」も先進諸国と比較しても、大きくはないというのは、驚いた。
「格差社会」や「貿易大国」というのも、自分が持っている誤った常識だった。
そうは言うものの、気をつけなければならないのは”数字”を鵜呑みにしてはいけないことだろう。それはこの本にも言えることだけど。
誰かが言っていた。「数字は嘘をつかない。嘘つきが数字を利用するのだ。」
星5つ。
色々なことを考えさせられる、良書だと思う。