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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来

今や、入社3年で3割の若者が会社を辞める時代になった。本書は、「内側から見た富士通」の著者である城繁幸氏が、若者世代を覆う「閉塞感の正体」を指し示す。特にIT技術者は深刻で、明確に30歳で昇給を頭打ちにしている企業も珍しくない。キャリアパスを早期に閉ざされた30代がモチベーションを消失し、メンタルトラブルを抱える例が増えているという。若者が置かれている厳しい現実を知るのに適した一冊であり、ITマネジャも一度目を通してほしい。

年功序列という仕組みを、今の視点から分析している良書だと思う。

著書タイトルとなっている「若者はなぜ3年で辞めるのか」というセンセーショナルなタイトルだが、内容は年功序列という制度について論じているものだ。

就職を控えている学生が読むべき本であると思うし、自分達も読んでおいたほうがよいと思う。

年功序列という制度から成果主義という評価に変化しており、自分自身もこの変化の時代に立っていると認識している。この本では、その変化の時代で感じていた違和感をうまく表現してくれていると思った。

年功序列を運用する側が既得権を手放したくないばかりに、若者に無理を強いている構図を上手に説明しているんじゃないか。

ただ、ちょっと偏向した考え方もあったと思う。 例えば、年功序列が少子化を生み出したとか、体育会系が年功序列を支えてきたような考えには賛同しかねる。

星4つ。

とても刺激的な仮説を含んだ本なので、一読をオススメ。

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