読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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背信者は、霞が関に実在している!? 前NHKワシントン支局長の著者が、偽ドルと「知られざる拉致」の闇を描ききる。発売前から各紙誌騒然のスパイ巨編。
文章のテンポに慣れるまでには少し時間が必要だったけど、それからは面白く読めた。
物語は偽ドル札を製造するための布石から始まる。 偽ドル札を製造する北朝鮮に関連して、日本の外交官や英国・米国のシークレット・ サービスがテンポ良く物語を展開する。
あながちフィクションではないのではないか思う。 核による瀬戸際外交戦略を進めたい北朝鮮が、偽ドル札を大量に製造し、巡航ミサイ ルと購入しようと企む。その背景に見える中国の影。
北朝鮮への拉致問題や金総書記の息子(?)の極秘来日のような実際の出来事を絡めて あり、ものすごくリアルに感じた。
この前の北朝鮮のミサイル発射問題に関しての中国の動きを思い起こした。この物語に出てくる北朝鮮を陰からあやつる中国の影が、どうも頭の中でオーバー ラップするんだよね。
そういうのは面白かったんだけど、残念なことに話を広げすぎた感は否めない。風呂敷を広げたはいいが、最後にその風呂敷をたたみきれず、尻切れトンボで終わったと思う。。
星3つ。
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