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年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!

小泉構造改革とは、ほんの一握りの金持ち階級と圧倒的多数の低所得層とに日本をわけるものだった! 9割のサラリーマンが「負け組」に向かうなか、可能性のない「成功」をめざすか、自分にとって「幸福」な人生をめざすのか。安定が崩れ去った日本社会での「森永流前向き生き方」。

1年以上前に購入していたんだけど、やっと読み終わった。これも飛行機の中で読んだ本。行きに読んで、タイで捨ててこようと思ったんだけど、読みきれなかったので持ち帰ってしまった。

amazonのレビューに自分と同じような感想を持っているような人がいた。

最近読んだ「下流社会」と同様のことが書かれている。それは「階級差の激しい社会に変わる」ということ。いわゆる、「勝ち組」「負け組」がはっきりして、年収300万円という低所得層が増えてくるというやつ。(ちなみに、「年収300万円時代を生き抜く経済学」が2003年発刊で、「下流社会」は2005年の発刊)

著書と「下流社会」の差はその階級社会になった原因の認識。前者では階級差の激しい社会への変貌は小泉内閣の政策が原因だといっており、後者では避けられない流れだといっている。

自分の感覚でも階級差が激しい社会になっているのは実感している。昨年末クリスマスパーティーへ行ったけど、自分とは異なる世界を実感するとねー。同世代でもらっている人はもらっているよ。

年収300万円が不思議ではない時代で、人はどのような価値観を持って生きていくべきかというのが、この本で投げかけたかった問いなんだろう。

これからも「勝ち組」「負け組」はより鮮明になってくるだろうという時代に、自分は何に重点をおいて生活をしていくかというのを考えながら読んでいた。

新しく総理大臣になった安部さんも「階級差の激しい社会」を肯定しているというのが、自分の認識。肯定はしているが、「負け組み」にもチャンスを与える社会にしたい、とどこかのインタビューで言っていた。どのような政策が出てくるのか、不安でもあり楽しみでもある。組閣はそれほどサプライズ的なのはなかったけど、若いというだけで期待してしまう。

星4つ。

ちなみに、この本では年収300万円で生活するためのノウハウを提示しているわけではないよ。

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