読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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とても刺激的な本だった。実は、あまり期待しないで読んだんだけど、ページをめくる手が止まらなかった。
内容はタイトルが示しているように、東京裁判とA級戦犯の話。
主張は明確。「東京裁判は裁判ではない。よって、ここで裁かれたいわゆる『A級戦犯』は犯罪者ではない。」ということ。
また、この本にあって知らなかったこともあった。例えば、ポツダム宣言を受け入れて無条件降伏したという自分の認識だったんだけど、ほんとは条件があって、ポツダム宣言は休戦協定だったこと。A級・B級・C級は罪の重さのランクではなく、便宜的な分類だということ。
半分以上が漫画なので、とてもわかりやすい。
当時の要人の考え方も興味深い。天皇を守るという意識。参戦をとめることができなかった後悔。敗戦に追い込んでしまった責任感。色々なものを抱えていたようだ。
星5つ。
こういうテーマを扱った本は敬遠してしまう傾向にあるが、ぜひとも読んだ方がいいと思う。漫画だから本屋で立ち読みでも。
東京裁判、A級戦犯をはじめとする靖国問題、安部総理になってからますます気になる中国、韓国との関係を考える上でその一助になることは間違いない。
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