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なぜ、人は本気で働かないのか?―低迷スーパー、復活・再生のドキュメント

低迷スーパーをたった6ヵ月で最強のスーパーに変えたマネジメントの舞台裏を描いたノンフィクション。泣き虫店長と店舗再生請負人のコンサルタントが、パートさんの「働く力」「考える力」を引き出した!

著書のタイトルを見ると、どこか啓発本を連想させる。しかし、内容はコンサルタントが低迷しているスーパーを改善していくといったストーリー。

最近で言うと「県庁の星」、ちょっと前なら「スーパーの女」に通じるものがある。会社名や個人名は伏せているものの、ノンフィクションのようだ。

面白かった。

コンサルティングがどのようにして店に入って、どうやって改革をしていくのか、というのが詳しく書かれている。ラストの展開も興味深く読めた。

章の切れ目にコラムが載っていて、そこに書いてあることが印象に残っている。

それは、「モチベーションを高めるためには・・・」というタイトルで、有名な言葉が掲載されているのだ。「やってみて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ。」という山本五十六の言葉だ。

この言葉は知っているものの、著書の指摘に反応した。それは、言葉の最初にある「やってみせ」ができていないということ。

そうなんだよなー。振り返ってみると、「やってみせ」というのができていないと思う。いつも「じゃあ、これやっておいて。」とか「これ、よろしく」とか言ったりするから。

まず、一緒にやることが大事だ。もし失敗しても、後輩と一緒に笑い話にしてしまえばいいんだし。

番外編として、以下のよような「儲からない会社の5つの悪癖」が載っていた。

  • 悪癖1 人を大事にしない
  • 悪癖2 全社最適の視点が欠如
  • 悪癖3 ついつい目先の経営に走ってしまう
  • 悪癖4 目標、計画がいつも曖昧
  • 悪癖5 本気の自己関与が無い

悪癖の2、4、5は実感する。特に悪癖5。最近、自分にこの傾向が出始めているかも。なんなく、そつなくみたいな。

自分は低きに流れてしまいがちだから。そういうのに気づかせてくれて、感謝。

星4つ。

この本は良い気づきを与えてくれた。90分ぐらいで読めるので、読んで欲しい1冊。「県庁の星」が好きなら、気に入ると思う。

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