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「一生安心」はウソ。「女性の強い味方」「ボーナスつきでお得」も大きな間違い。うまい広告に騙されるな! ファイナンシャルプランナーの著者が、生命保険の営業に13年携わった経験から民間医療保険の仕組みを解説。
毎月、少ないながらも生命保険料を支払っている。
この本で言及しているのは、「医療保険」について。
その他の保険である、生命保険などには触れていないので、頭の片隅に入れておいた方がよい。
自分は、読みながら生命保険と混ざってしまったりしたので。
この本が素晴らしいのは、その見せ方と構成だと思う。
タイトルが刺激的で興味を惹かれる。そして、表紙をめくるとそこには「なぜ、医療保険に入ってはいけないのか」の答えが書いてあるんだ。
ただ、その答えはほんとに大まかにしか書かれていないから、詳しく読み進めたくなるのだ。
構成もほんと練られていたと思う。大きな見出しと、その詳細がちゃんと対応付けられている。
仕事でドキュメントを書くことが多いが、このような書き方は見習うべきものだと思う。
本書の内容も興味深い。
本書の主張は、公的保険が充実しているので保険のCMで言われているような過度の医療費がかかることはない。だから、医療保険には入らなくても良いというものだ。
自分のようなサラリーマンの場合、どれだけ医療費がかかっても、8万円程度ということだ。
本書には詳しく書いてあるが、ある一定の金額を金額を超えた医療費は払い戻される仕組みがあるのだ。
こういうのを読むと、なるほど、確かに医療保険には入らなくても済むね。と思った。
我が家の保険も見直した方がいいのかも。
ただ、高齢化社会を迎えて医療費自己負担額は1割負担から3割負担に変化している。他の制度を見ても、年金制度などが破綻してきているような状況を考えると、必ずしも今の公的医療制度が継続するとは思えないというのもあるんだよね。高齢化社会でますます介護にも注力しなければならないと思うし。
そうやって考えると、リスクを軽減するためにも多少は民間の保険も考えたほうがいいのかもしれない。
星4つ。
これは、ぜひ読んで欲しい1冊。
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