読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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今、世界には約200の国があるが、中には領海を平気で侵し、他国の人間を拉致していく「国家」が存在する。まさに強盗の如き「国」がひしめく国際社会だが、それだけに日本にはしっかりとした戦略が求められる。本書は、「自国の国益をハッキリさせたほうが戦争は減る」という著者が書いた、戦争設計学である。戦争を起こさせないための方策を明快に説く一冊。
「戦争を回避するためにも戦略的な思考が必要だ。そのためにも、戦争ありきの立場に立ったほうがいい。」というのが著者の主張だ。
興味深く読めるのだが、いかんせん居酒屋でのオヤジの話みたいな印象だった。数字なんかも明確なものが出ていないのに、「若者人口が占める割合の高い国は必ず戦争をする」なんていっちゃったり。で、その後「必ず戦争する」と言っておきながら「唯一の例外は日本と韓国だ」みたいに一貫性も感じられない。
「戦争を知らない世代の奴らは甘い」みたいなちょっと説教臭い印象も受けた。
だが、言っている事は面白かった。
イラクへの派兵等についても、「わざわざ自衛隊を派兵するのではなく、現地で人を雇って彼らに自衛させる。日本は指揮命令だけすればいい」とか、自分には無かった考えが新鮮だったな。
星3つ。
飛ばし飛ばし読んだけど、面白かった。
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