[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「それってどうなの主義」とは、何か変だなあと思ったときに、とりあえず「それってどうなの」とつぶやいてみる。ただそれだけの主義です。つぶやいたところで、急に状況が変わるわけでも事態が改善されるわけでもありません。それでもこれには、ささやかな効用が、あります。その具体例については、ぜひ、本書にあたっていただきたいのですが、その「宣言文」は冒頭の四つに要約されます。
すなわち、違和感を違和感のまま呑み込まず、外に向かって内向きに表明することが肝心。
画像が出てこないので、アソシエイトのリンクを使用。
「言語」という雑誌に掲載されていたもののまとめ。時事ネタを扱いながら、軽くそれをいなすみたいな感じかな。
面白かったのは、教育について。
日本では、自分の中心からはじまり、住んでいる町、県、国、アジア、世界というように考える対象を広げていくというのが日本の教育の考え方なのだそうだ。
その教育方法では、「自分大好き」な大人になってしまうと警鐘を鳴らす。自分のことしか考えない人間になってしまうのは、この教育方法が影響しているのではないかと考えているのだ。
世界にはいろいろな国があって、アジアはその一部で、日本はその一部。県だって、日本の一部だし。というように、世界は多様で、自分はその中の一部でしかないというのを教えるような教育方法にした方がいいのではないかと提案している。
こういう考えは面白い。
星2つ。
350ページぐらいあって、面白いと感じたのはほんの一部だったから。タイトルを見て、飛ばしながら読んで20分。