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家日和

ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。

「家」をテーマにした以下の6つ短編からなる。

サニーデイ

42歳の主婦・晴美は、不要品をネットオークションに掛けたことがきっかけで、家中に目を光らせるようになったが。

ここが青山

36歳夫の会社が倒産。専業主婦だった妻が働き始め、夫が家事をすることに。

家においでよ

離婚寸前の営業マン38歳の正春。妻が家を出てからインテリアショップ巡りに目覚めて・・・。
・グレープフルーツ・モンスター

東京郊外の一戸建て、二人の子供を持つ専業主婦の弘子は、平凡だが幸せな毎日を過ごしていた。ある日自宅を訪れた営業マンに会った夜から、妙な夢を見始める。

夫とカーテン

イラストレーターの春代の夫は職を変わってばかり。ところが彼が転職するたびにイラストの出来がよくなることに気づく。

妻と玄米御飯

42歳作家の夫の妻が<ロハス>に凝りだした。子供ともどもつきあうことにしたものの・・・。

好きなのは、「ここが青山」と「家においでよ」。

「ここが青山」は阿部寛の主演でドラマで放送された「マイホーム・ダッド」みたいな話。サイドストーリーっぽく挿入されているエピソードがいいのだ。ブロッコリーを子供に食べさせようとするお父さんがほほえましい。そういえば、昔はブロッコリーが苦手だったんだよな。今は美味しく食べれるけど、子供の時はイヤイアヤ食べていた。

「家においでよ」は別居中の夫が自分の城となるべく部屋を作り上げていく。妻に反対されていたCDやレコードに囲まれたリビングに仕上げて、ロックバンドのポスターを壁に貼ったり、文庫を並べたり、自分の好きなソファを購入したり、妻から「NO」と言われていた部屋に仕上げていく。

男って、こういうところあるんだよな。(男と一般化するのは間違い?「自分は」が正しいかも)好きなものに囲まれて暮らしたいみたいなのがある。幸いにも、パソコン部屋は自分の好きなターンテーブルやレコードに囲まれた部屋。だけど、それでもレコードが増えるのはあまり良い顔をされないから。まぁ、お互い我慢をしているのだろうけど。

たまに、独身の時のように好きなものを相談無しに、パーッと買ってみたい気もする。

星4つ。

女性にも読んでもらいたい。共感できる話があると思うから。

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