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国民投票―憲法を変える?変えない?
posted with amazlet on 07.07.11
豊 秀一
岩波書店 (2007/04)
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明日(7/12)に公示される参議院議員選挙の論点はすっかり年金問題になっている。
それ以外にも論点にして欲しいのがこの国民投票。既に成立してしまったが、やはり気になる存在。
この本は60ページ弱の本だが、うまくまとまっていると思う。
憲法を変える必要は無いというのが今の考え。ただ、憲法を変える、変えないはおいておいても、国民投票に関する手続き的な法律は必要だと思っていた。
しかし、それはちょっと浅はかな考え方だったのかもしれない。それに対する反論もしっかり掲載されている。
また、「憲法を変える事が国民主権の実現か?」とか「憲法を変えないとできないことはあるのか?」とかそもそも的な論点で書いてあるのが興味深い。
そうなんだよね。憲法を変えなくてはできないことなんて、無いんだよね。結局イラクに自衛隊を派遣しているわけだし。
著者の、小泉前首相の靖国参拝の批判は蛇足だと感じたが。
ページ数は少ないけど、いろいろと考えさせられた。
星4つ。
国民投票についての基本的な事柄を把握するにはもってこいだと思う。
他の関連本も読んでみたい。
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