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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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あの一夜に起きた出来事は、紛れもない奇蹟だった、とあたしは思う。
夜を徹して八十キロを歩き通す、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。
三年間わだかまっていた想いを清算すべく、あたしは一つの賭けを胸に秘め、当日を迎えた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。
気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。

ただ夜中に歩くだけという高校最後の行事で起こったできごと。
自分が高校生だったことを思い返しながら読んだ。
あの頃、夜ってなんか特別だった。特に修学旅行や林間学校の夜は、今考えると不思議なほどのテンションで、話をしたりしたっけ。

「2005年 第2回本屋大賞受賞作品」という肩書きがあったので期待して読んだけど、期待以上ではなかった。
歩きながら、色々な事件が起こっていくことはいくんだけど、全体的に淡々とした印象。
面白くないことはないんだけど、30代の今の自分が読んでもそれほど胸に響かなかった。

もう少し年齢を重ねてから読んだほうがいいかもしれないし、10代とか20代前半に読んだほうがよかったのかもしれない。
もしかして、合わない作家さんなのかもしれないし。

こういう学園ものというか学校ものは、グっと胸に突き刺さってくるか、客観的になってしまてストーリーにはまれないかのどちらかだなって最近思ってきた。
「青の炎」もハマれなかったし、夏目漱石の「坊ちゃん」も青臭く感じてしまったし。

でも、amazonでのレビューは概ね良い評価なので、興味のある方は一読してください。
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