読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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歩き出したバラバラ死体、解体された神様、鉢合わせの泥棒-。無関係に思えた五つの物語が、最後の最後で一つの騙し絵に収録する。これぞミステリー!
やられたよ。伊坂幸太郎には。
相変わらずの個性の強いキャラクター達と小粋な会話が健在。
それでいて、この構成。
一見無関係な話がいつかは一つになるというのは読めてたけど、こんな風になるとは。
個別に語られる5つのストーリーが奇妙な時間軸と絡まって、読んでいる自分をグワングワンと揺らす快感。
先日の「さくら」「卵の緒」も良かったけど、やっぱこういうミステリーが自分にはピッタリとくるかも。
これで伊坂幸太郎は4冊目。
この作家の作品を通して読むと、異なった楽しみ方もできる。
「魔王」に出てきたあの場所がこの「ラッシュライフ」にも出てきたり、あの思想がここにもでてきたり、決め台詞が出てきたり。
12月に彼の最新著作が発売されたみたいで。
「砂漠」という作品。
こちらも興味深い。
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