読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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祥伝社創立35周年記念特別出版
愛してる、って言葉だけじゃ足りない(オール書下ろし)
恋愛には物語がある。
初めて異性を意識しはじめたとき、相手とのあいだに微妙な距離感を感じたとき、初恋の同級生との再会を果たしたとき、そして別れを予感したとき…。
さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める男性作家たちが紡ぐ、至高の恋愛アンソロジー
恋愛アンソロジーをテーマにした短編集。
好きな伊坂幸太郎も書いているし、それ以外も豪華な顔ぶれ。
各々の著者の個性が出ていて、どの編も面白かった。
好きなのは、中田永一が書いた「百瀬、こっちを向いて」という作品。
ボルは高校に入って間もなく、幼い頃から瞬兄ちゃんと慕っていた、現在は学校中の憧れの宮崎先輩から頼まれごとをされる。宮崎は、学校一美人の神林先輩とつき合っていたが、百瀬という別の女の子と二股をかけていた。その百瀬とつきあっているふりをして、神林からカモフラージュしてくれという。
百瀬という女の子がとても魅力的に書かれていて、それに振り回されるノボルに共感しちゃった。
30代の自分達が読むにはちょうどいいかも。
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