轢死した老人は事故死だったのか、それとも重病の孫娘を助けるために自殺したのか。ベテラン保険調査員・村越の執念の調査行が、二転三転の末にたどり着いた真実とは? 巧みなプロットで描かれたミステリー。
地味なんだけど、安心感があった。松本清張の作風に似ているなと思ったら、第13回松本清張賞受賞作品のようだ。
面白いし、続きが気になってしまって一気に読んだ。
しかし、最後のデンデン返しはそれほど驚くことではなかった。また、安心して読めるという反面、エンターテイメント性には乏しいと感じた。
伊坂幸太郎や東野圭吾のような作家が好きな人は、この作風は若干退屈に感じのではないだろうか。
星3つ。
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