読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。
久しぶりに面白い小説を読んだ。星5つ。
このミステリーがすごい1位に輝いただけはある。
とにかく、登場人物が魅力的。
前半はどんどんと謎が深まっていく。なんとなく、みんなが怪しく感じられる。
そして、中盤から白鳥というキャラが登場するんだけど、ここからさらにグイグイと物語に引き込まれた。
奥田作品に出てくる精神科医の伊良部のキャラのように、人を不愉快にさせるかと思いきや、その行動に意図があり、目的を果たしていく。
振り返って、今年に入ってから読んだ長編小説で星5つは「砂漠」だけ。伊坂はちょっと苦手という人には、この本を薦めたい。
純粋に楽しめるエンターテイメント作品。
p.s.
若干、登場人部やバチスタという設定から、ドラマにもなっている「医龍」とダブってしまったんだけど、全く関係なかった。
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