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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリーのオカンに対する愛情が溢れんばかりに書かれている。だからと言って、甘ったるい文章ではなく、時に下品なユーモアを混ぜながら書かれている。だって、女性器の隠語を伏字も使わずに書いてたりするし。そんな下品な描写にニヤニヤ油断していると、不意打ち的にホロっとさせられる。

俺達世代にはピッタリの本だと思う。特に、子供を持って、親になって親の気持ちが少しでも理解できるような人にはぜひ読んでもらいたい。とはいうものの、電車の中やカフェのように周りに人がいるところでは、読まないほうがいいよ(特に後半)。朝の通勤電車内で後半を読んだけど、鼻水たれてきて恥ずかしかったから。

この本読んだら、母の料理を食べたくなった。母のことを考えると手料理をイメージしてしまう俺。
残ったそうめんやセロリ等多種多様な野菜を入れていた母の味噌汁、いつも焼きそばがセットだった母のお弁当、体にいいからといつも作っていた酢の物。こういうものが時々食べたくなる。

以前、「2005/10/11 ちょっとショックだったこと」を書いたんだけど、この年齢になって母の存在とその大きさが分かってきた。学生時代はそんなこと無かったんだけどね。どっちかというと、「いつも子供扱いされるし、口うるさいし、うざったい」と思っていたから。でも、今はそんな感情は無い。結婚して別々に暮らしていると言うのもあるし、親はいつまでたっても親であり、いつも心配してくれている存在なんだなっていうのがなんとなく分かってきたからだと思う。

「好きなものを好きと言って何が悪い。マザコンだと気持ち悪いっていう世間の風潮が気に入らない。」というようなことが書いてあった。これ、同感。

GWに実家でご飯を食べた時に会った母は、顔のシワや白髪が増えているものの元気だった。還暦は迎えているが、2日1回は近所をランニングして汗を書いているようだし、遺跡の発掘もしているようだし、知らないあいだに札幌の雪祭りに父と2人で行っているし。(借りたデジカメの中に収められていた。)さらに、5月の中旬には中国へ行くと張り切っていた。

父は「お母さん、遊び過ぎで、お金がいくらあっても足りないよ」と嘆いていたが、そんな父もどこか嬉しそうだった。
病気になって、治療費等でお金を使うくらいだったら、元気なうちに遊んでお金を使って欲しい。

バラエティに出てくるリリー・フランキーを見る目が変わってしまいそうだ。そういえば、情熱大陸のリリーの回、見逃してしまったんだよな。

星5つ。

[追記]
ニムと正反対の評価をしているのが興味深い。
本って、読む人によって全然違うね〜。
Blue Sky:東京タワー
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