読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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確実に他人の嘘を見抜くリーダーを筆頭に、正確な体内時計の持ち主、演説の達人、天才スリという面々で組織されたギャング団が活躍する長編サスペンス。著者は、言葉を話すカカシ「優午」が殺されるという奇想天外なミステリー『オーデュボンの祈り』や、レイプという犯罪の末に誕生した主人公「春」の苦悩を爽快なタッチで描いた『重力ピエロ』など、作品ごとに個性的なキャラクターを生み出してきた伊坂幸太郎。特異な才能を持つ4人の男女が、思わぬ事態に巻きこまれていく本書は、その真骨頂ともいえる痛快クライム・ノベルだ。
市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、まんまと4千万円をせしめたものの、逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。しかも、その車には、同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。
文句無しで星5つ!!
伊坂 幸太郎はグラスホッパー以来の二冊目なんだけど、こういうの大好き。
伏線の張り具合に無駄がなくて、あんななんでもないようなエピソードがこんなところで効いてくるの?といった爽快感がある。
しかもねー、文体というか会話がお洒落なんですワ。
演説の達人の響野という登場人物が俺好み。
彼の発するセリフはほんと面白いくて、お洒落。
強盗で得たお金をなぜ山分けしなければならないのかという彼の美学を、数学のトリックを用いて中学生に説明するくだりは最高だった。
久しぶりに、電車の中で因数分解やっちゃったよ。
どんでん返しにつぐ、どんでん返し。
最期はなんとなく分かったけど、ほんと楽しめた。
これは映画になったら面白いよ。
間違いない。
近頃好きな作家。
・東野圭吾
・奥田英朗
・伊坂幸太郎
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