読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。上質のユーモア感覚を持つ著者が、シリアスなテーマに挑んだ最高傑作。
渡辺謙が主演で映画になった作品。といっても、そのことは知らずに借りていた本。
若年性アルツハイマーになってしまった人の話だ。amazonの書評にもあるんだけど、ユーモアたっぷりに描かれている。一つ間違ってしまうと、とても深刻な話になってしまいそうなんだけど、明るさを保ちながら描かれている。アルツハイマーという病気をドイツ人と勝手に解釈して描写しているくだりは、とても面白かった。
ユーモアたっぷりなんだけど、それでも、自分がアルツハイマーになってしまったらどうなるのか?自我が崩れるという恐怖感はとてつもなく大きいと思う。
ラストも好きな展開。なるほど。そうくるか。
星5つ。お勧めの本。映画も観てみたい。
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