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著者が高知工科大学で実践したソフトウェアエンジニアリングの授業の記録。情報システムの企画提案、設計技術、品質管理、プロジェクトマネジメントというソフトウェア開発の仕事を一貫して理解できるように、平易に記述する。
ラグビー後輩のタキザワからのリコメンド本。
システムの企画から設計、製造、試験のやり方が実践形式に書いてある。
自分には当たり前すぎてピンとこなかった。すまん、タキザワ。せっかくリコメンドしてくれたのに。
経歴を見ると、著者の1人は弊社にも在籍していたことがある。そして、この本に書いてあるのは新入社員時に研修で叩きこまれるような内容なんだ。
弊社にはこの本に書かれているようなことが開発標準としてあって、それを守ってシステム開発を進めようとするんだけど、それでもQCD(Quality,Cost,Delivery)がうまくいかず問題プロジェクトになってしまう。
気になったのはCRMの記述。
CRMを顧客情報管理システムと訳していた。確かに、顧客情報を管理するのは間違いないんだけど、Customer Relationship Managementなので顧客情報を積極的に活用して顧客との関係を強化していくシステムって定義しないといけないんじゃないか。
プロジェクトは生き物とはよくいったもので、これ以外にも様々な要素が絡むんだよね。今のプロジェクトがデスマーチにならないように、自分としても気をつけていこう。
星2つ。
これに懲りず、リコメンドしてね。
ちなみに、以前読んでとてもためになったのは、「えー、全部テストするんですか?―いまさら聞けないソフトウェア・テストのやり方」。 2000年問題が騒がれている頃に読んだ本。amazonの評価は低いんだけど、とても実践的だったように記憶している。