読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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メイクアップは社会を映す鏡
ヤマンバメイクに代表される茶肌メイクは20年に一度現れる、日本のオリジナルメイクだった!明治維新から平成の今まで、140年の女の顔を一挙に見せる初めてのリアルメイク史
自称CanCamフリーク。
本書ではメイクにフォーカスをあてて、その歴史を丁寧に解説している。
予想以上に面白かった。こういう風にサブカルチャー的なものを丁寧に真面目に解説している本って好きなんだよ。
メイク(化粧)の捉え方が時代とともに変化していく様が理解できる。
今までの自分は、モデルさんをメインにファッションを追っかけていたんだけど、これからはメイクに関してもウォッチしていこう。と自分の中で、ヲタクの心がメラメラと燃えさかる今日この頃。
本書を通して感じたのは、欧米人と日本人のメイクに対する考え方の差だった。
欧米人は個性を際立たせるためのメイクだが、日本人はどちらかというと自分の内側に対して精神をコントロールするものということ。メイクで個性を出すのではなく、メイクという仮面をつけてその仮面のキャラクタになりきるという考え方。例えば、オフィスメイクでつらい仕事をがんばって、グロスたっぷりのつやつやの口紅で合コンを勝ち抜くとか。
日本では自分も含めて「かたち」や「形式」を重んじるので、そういう外見が先なんだろうと思った。
化粧なんて、時間もかかるし面倒くさそうだなと思っていたけど、口紅を引くだけで違う自分になれる。口紅一本で変身できるのだから、いいものだ。
星5つ。自分は面白かったけど、あまり他人には薦められない。女性誌を読まない男には面白くないと思うから。
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