読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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戦中と占領下の苦難を知らずして、靖国参拝の是非を軽々しく判断できるのか?無知と偏向を排し、先人への敬意と明快まっしぐらな議論で国内国外を説き伏せる決定版・靖国。
ここ最近は、靖国問題や憲法9条に関する書籍はできるだけ読むようにしている。
北朝鮮がミサイルを発射したようなこのご時勢、本書はとても興味深く読むことができた。
戦時中からの靖国神社の位置づけ、戦争、東京裁判、A級戦犯等がとても分かりやすく書かれていた。靖国神社だけでなく、戦争そのものを考えるのにとても役にたつと思う。
終戦記念日に1年前か2年前にNews23でやっていた放送も取り上げられていた(ギャラクシー賞をとったやつ)。広島で被爆者と原爆を積んだ飛行機を運転していたアメリカ人との会話。
「あなた達アメリカ人のせいで、多くの人が死んだ。」
に対して
「戦争はお互い様だ。戦争をしている国の人で、罪の無い人はいない」と応対。
さらに、「真珠湾攻撃を忘れていない」と付け足している。
どちらかが加害者で、どちらかが被害者と分けることはできない。
しかし、それでも日本は戦争犯罪として、処刑されている。それは東京裁判という、戦勝国が裁判官を務めたきわめて不平等な裁判であっても。
その裁判で戦争の決着はついているはず。
まだ少ないとは思うけど何冊か本を読んだり、北朝鮮のミサイル問題を含めて、憲法9条やいわゆる靖国問題に対する考え方が変わってきた。自己満足のためにも、どこかで書くことにしよう。
星4つ。
靖国問題や戦争について考えるのに、とても良い本だと思う。
最近読んだ靖国関連では秀逸。論理的に展開されているし、とてもわかりやすい。時間が無い人は最後の13部だけでも読むだけでもいい。
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