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憲法とは何か
憲法は何のためにあるのか。立憲主義とはどういう考えなのか。憲法はわれわれに明るい未来を保障するどころか、ときに人々の生活や生命をも左右する「危険」な存在になりうる。改憲論議が高まりつつある現在、憲法にまつわる様々な誤解や幻想を指摘しながら、その本質についての冷静な考察をうながす「憲法再入門」。
<目次>
第1章 立憲主義の成立
第2章 冷戦の終結とリベラル・デモクラシーの勝利
第3章 立憲主義と民主主義
第4章 新しい権力分立?
第5章 憲法典の変化と憲法の変化
第6章 憲法改正の手続
終章 国境はなぜあるのか

憲法を理解するための入門書という位置づけだったんだけど、これが入門書なのか〜。
正直、全部理解することはできなかった。

用語からして難しかった。リベラル・デモクラシーとか、「憲法」という言葉がいつのまにか「憲法典」に変化したり。自分の少ない語彙ではなんとか読むのがやっといったところ。
また、ルソーの「社会契約論」やホッブスの「リヴァイアサン」といった、世界史の教科書に出てくる名著と呼ばれる本の概要をある程度理解していないと、ピンと来ないと思う。もちろん、これらの本を読んだことのない俺は理解できるはずもなく・・・こういう本は、大学生の時に読んでおくべきだったな。と、改めて思ってみたり。

なんとなく理解できたのは、第6章の「憲法改正の手続き」のところ。
この章では、昨今の憲法改正論議などをふまえた具体的な事例を挙げて、自分にも分かりやすく解説していた。

「各議院の総議員の三分の二以上の賛成」および「国民投票…の過半数の賛成」が必要だという、憲法改正のプロセスは変更しないほうが良い、というのが読後に考えたこと。
何年もかけて憲法改正の審議や日本に住んでいる自分達がちゃんと考える必要がある。憲法を変えるのか、変えないのか、変えるとしたら何を何にするのか、こういうのを何年もかけて吟味しなくてはいけない。

話は少しズレるけど、前回の衆議院総選挙は「郵政民営化」が争点だった。その結果、自民党の大勝。そんな自民党はなんでもできるんだよね。憲法改正のプロセスを変更することも可能。
条件にある「各議院の総議員の三分の二以上の賛成」および「国民投票…の過半数の賛成」というのも、"総議員の数"や"国民の過半数"の定義も曖昧。自民党がやりたいように定義していしまう可能性も否定はできない。

星3つ。自分には内容が難解だった。
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