読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。はじめは手に取るつもりもなかったのに。そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる―。『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、2006年最初にして最高の物語。携帯サイトでの連載時から感動の声が続々。100万アクセスを突破した、切なく暖かい恋愛小説。 amazonの紹介
主人公を中心にした、「ノート」と「男性」と「先生」に関する謎は、最初の方ですぐにわかってしまう(多分、誰でも想像がつくオチ)。あとはどうやってそれらをリンクさせていくかという、ハラハラ感や焦燥感みたいなを楽しむのがいいんだろう。読み手は早くそのつながりに気づいてほしいのに、登場人物の鈍感さにヤキモキする。いわゆる、「志村、後ろ!」メソッドというやつだ。志村の後ろに幽霊がいるのに、志村はそれに気づかない。つい舞台の志村に声をかけてしまうというヤツ。今、自分が考えたメソッド。
それはそれで楽しい。けど、思わせぶりなエピソードが気になって、最後は消化不良だった。途中に出てくる恋愛的なエピソードや、万年筆のエピソードがそれ。特に万年筆のエピソードはかなりのページ数を割いていたので、ラストでそれが生きてくるとずーっと期待していたのだが、、、。
amazonのレビューでは評価が高いみたい。泣けるという感想もあったけど、どのポイントで泣けるのか、自分にはわからなかった。
ストーリー展開はお約束が多いしわかりやすい。表現も簡易なので、あっさりと読めると思う。
なんとなく、「世界の中心で、愛をさけぶ」に作り方が似ているような気がした。「世界の中心で、愛をさけぶ」が面白いと思った人は気に入るかも。
星3つ。
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