読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今や避けて通れない靖国問題。戦争被害者のアジアから見た立場で、この問題に真摯に取り組む入門書。政教分離の民主国家にあって、ひとつの宗教組織に戦死者の鎮魂が託されることの是非などを正しく問う。高橋哲哉対談など。
表紙には「首相の公式参拝を批判する入門書」と書いてあった。
わかりやすく論理的に批判していることを期待していたのだが、この期待は見事に裏切られた。
この本は複数の人の書いたものを持ち寄ったもの。
そのせいかわからないけど、それぞれ自分の言いたい事を書き殴っているという印象が強い。
自分は、首相の靖国参拝がいけないと主張するその考えを理解したかった。だから、この本を読もうと思ったんだよねー。だけど、その公式参拝の何が問題なのか、どうしていけないのか、どうするべきなのか、論理的に書かれているものは無かった。
まぁ、正確に言えば斜め読みしただけ。見出しと各段落の最初の一文を読んで、内容を把握したつもりになっているので、隅から隅まで細かく読めば理解できるのかもしれない。けど、書き殴っている印象は最後まで拭いきれなかった。誰かに理解してもらおうって書いているような文章も無かったし。人によってだけど、いきなり抽象的な話からはじめる人もいたしね。いきなり「共同体ノスタルジアとナショナリズム」って言われても、わかんねーよ。
各人に割り当てられたページ数が少ないからというのもあるからなんだろう。「靖国参拝けしからん!」っていうのを全ての人が同じようなことを書いて、いざ「じゃあ、なぜけしからんのか」に展開されるかと思いきや、そこで割り当てられたページが終了。
星1つ。
PR
この記事にコメントする