読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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あいかわらず起業ブームが続いている。しかし、このブームに踊らされて失敗する起業家 entrepreneur が圧倒的に多い。それは、起業家自身が陥るワナ trap に気づい
ていないからだ。
社長になれば、確かに自由が手に入る。しかし、その自由のウラには、厳しい自己責任と危険が常に隣り合わせで並んでいる。大半の脱サラ組がそんなことも気づかずスタートし、見事失敗して「起業地獄」に墜ちている。
そもそも「石の上にも3年」ではないが、まず創業期の1、2年は飲まず、喰わず、眠らず、という「3ず主義」を覚悟しなければならない。そのうえでサギやパクリ屋、裏切り、嫉妬……と闘わなければならず、あげく、資金繰りに困って「マチキン地獄」へ転落だ。
起業 start-up というのは、本当に難しい。私も失敗した1人だ。それであえて言うが、バカほど成功例に学ぼうとする傾向が強い。その結果、失敗する。では、利口はどうしたらいいのか? 本書は失敗例 cases of failure の
本である。
起業の失敗に学ぼう、今起業がもてはやされているけど大変だよ、というのが言いたいことなんだろう。
7章まであって、6章までが詐欺の話だった。例えば、フランチャイズ詐欺、取り込み詐欺等の話。
最後の7章でやっと、起業家が気をつけなければならないことが書いてある。
読み物としては面白かったけど、あまり参考にはならなかった。
中でも気に入った箇所。
・成功する人は、あきらめない。粘り強い。
・社長になっちゃいけないやつがなったから失敗する
・成功するのは0.3%
・人間は、歩いた分だけ視野が広がるんです
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