奥田英朗を読むのはこれで3作目。
作品ごとにタッチが変わる人だな。
2作目に読んだ「邪魔」という作品と似ているかも。
小さな町工場の社長、銀行の女性行員、チンピラの3人が少しずつ人生のボタンを掛け違えていく。
この3人が少しずつ変化していく様がとても面白い。
退路を絶たれて、どんどん前に進んでいき、あるところでこの3人が混ざりあっていき、さらに混ざりあった後もどんどん状況が変わっていく。
少し良くなるのかと思わせておいて、実はさらに悪い状況になっていくという具合。
最期は、、、。
ちょっと暗い気持ちになるかもしれないけど、先を読み進めたくなるよ。
星は4つ(5つ中)。
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