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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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「大きなものをなくしても、まだあった、大切なもの。」

とっても切なくて、ちょっとおかしくて、あったまる。 いま最注目の作家が放つ、心にふわりと響く長編小説!

「父さんは今日で父さんをやめようと思う」。・・・父さんの衝撃的な一言で始まる本作品は、いま最注目の新鋭作家・瀬尾まいこ氏による4作目となる長編小説であるとともに、主人公・佐和子の中学~高校時代にかけての4編の連作による構成となっています。 佐和子の“少しヘン”な家族(父さんをやめた父さん、家出中なのに料理を持ち寄りにくる母さん、元天才児の兄・直ちゃん)、そして佐和子のボーイフレンド、兄のガールフレンドを中心に、あたたかくて懐かしくてちょっと笑える、それなのに泣けてくる、“優しすぎる”ストーリーが繰り広げられていきます。

この著者の本を読むのは「卵の緒」から数えてこれで二冊目になる。
著者はこういう家族ものを描かせるのが上手だ。

「真剣ささえ捨てることができたら、困難は軽減できたのに」という言葉を残して父さんは自殺を図るが生き残り、母は家を出て、兄は大学を辞める。

「家族の絆とは何か?」みたいなそんな大それた命題はないんだけど、この家族のような生き方も家族という形態を持続させていくために必要なんだと思う。

ラストの展開は安易すぎたのではないかと感じた。
どっちかというと前に読んだ「卵の緒」の方が好きだけど、十分に楽しめる1冊。

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