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読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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日本人の暮らしを変えたコンビニ、自販機、宅配便。このなかで、民間宅配便業は、明治の「飛脚」以来百三十年間、常に官立組織の風下に立たされてきた。とりわけ、今日の「宅急便」を実現させるまでにヤマト運輸が監督官庁と繰り広げた闘いは長期に渡った。現在、民営化を控えた「郵政公社」が、民業に対抗し、宅配便事業を着々と進めている。国際資本の参入や、新事業の展開など諸問題を抱えた宅配便の未来は。


amazonの評価は低いね〜。
自分の評価は星3つ。普通かな。

相変わらずの斜め読み。ヤマト運輸vs郵政公社のやりとりが興味深かった。
郵政民営化といっても、まだまだ郵便事業は手厚く保護されているのがよく理解できた。
最近、実際にオークションで荷物を発送するのが多くなっている。
発送に何を使用するかというと、多いのは圧倒的に郵便局が提供しているゆうパックなのよ。

理由は簡単。安いから。
同サイズのものを送るのに、ゆうパックは圧倒的に安い。ヤマト運輸や佐川急便と比べると150〜300円ぐらい違う。

感覚的には、そんなたいした金額じゃないじゃんと思うかもしれないけど、オークションって1円でも安くしたいという心理が働く傾向にある。
だから、少しでも金額を安くしたい落札者からすると、送料は安いほうがいいんだよね。
家の近くのコンビニがローソンで、ローソンがゆうパックを扱っているというのもあるけど。

まぁ、そんな自分の事情もあって、ヤマト運輸が郵政公社に対して独占だって戦いを挑む姿が痛快。こういう経緯を詳しく知らなかったので、新鮮だった。
ヤマト運輸とドン・キホーテがオーバーラップしたりして。

確かに競争するには、ヤマトは圧倒的に不利。
心情的にはヤマト運輸を応援したいんだけど、やはり同サービスだったら、値段の安い方をとっちゃうんだよな〜。


追加。
書いてて思い出したのは、イトーヨーカドーのお歳暮バイト。
その時はヤマト運輸を使っていた。(ちなみに、今でもセブンイレブンはヤマト運輸を取り扱っている。)
お店でコーヒーの詰め合わせをお歳暮に選んだお客さんが、その詰め合わせの箱の中に手紙を入れたいっていう要望があった。けど、このお客さんに対しては、手紙の同封を断った。

その時はよくわからなかったけど、この本を読んで理解できた。

信書は郵政公社の独占で、お歳暮の中に同封する簡単なメッセージも信書として扱われる。なので、ヤマト運輸の扱う宅急便にはその手紙が入れることができないんだって。

今は、そういう手紙は信書とは違うとみなして、同封できるみたいだけど、相変わらず信書の定義は曖昧なまま。


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