読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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他人と同じ方向は見ない。「一生懸命」と自分で言わない。常に同じリズムで行動する…最も多くの試合を観てきた記者が綴る天才打者の流儀。大記録達成前の苦悩、スランプ脱出法、試合前の徹底した準備、未公開のオフの過ごし方、ドラマ出演の背景などあらゆる局面に密着。限りない進化の秘訣を解明する。
イチローに関する本は好きで、よく読んでいる。
この前は「イチロー頭脳」という本だったけど、今回は「イチローの流儀」という本。
著者の小西さんは、共同通信社のスポーツ担当の記者として、イチローを10年以上にわたって取材してきた人。そんな著者がイチローの言動や行動から、そのイチローの真実に近いところを描いている。
著書を通して思ったのは、イチローは野球が好きだということ。少しでも野球をうまくなりたいという純粋な気持ちが強いんだということだった。それは、イチロー頭脳」でも読み取れたけど、この本からも強烈に伝わってきた。
このように「うまくなりたい」という思いを持ち続けるのって難しいと思う。ある程度になると、自分はもう十分にうまいんだ、とか、もうベテランだなんて思いがちだと考えるから。何かを続けたり、成し遂げるには、このように純粋な「うまくなりたい」というのが大きなパワーになるんだろう。
同じ人間なんだけど、イチローと自分と比べて違うのは考え方かもしれない。イチローは考え方がポジティブなんだ。そのポジティブさはこの言葉に表れていると思う。「悪い玉を打たないのではなく、いい球が来たら打つ。同じことを言い換えているだけかもしれないが、この気持ちの違いは大きいと思う。」
同年代のイチロー。そんなイチローはブルーハーツが好きなんだそうだ。
特に好きなのは「未来は僕等の手の中」で、イチローが逆風に吹かれている時に聴いていたそうだ。
ブルーハーツといえば、中学時代にとてもハマった。カセットテープにダビングして、テープが擦り切れるんじゃないかっていうぐらい聴いたよ。しかも、初めて観たライブがブルーハーツだったりしたっけ。浦和の市民会館で前から2列目ぐらいで観たっていうのを思い出した。
ちなみに、俺が好きだったのは「人にやさしく」。"気〜〜〜が狂いそう〜〜"という出だしに衝撃を受けたのは今でも覚えている。
星4つ。
数あるイチローに関する書籍の中でもよくできた本だ。
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