読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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42歳の主人公裕子は、母親の介護の問題、夫の浮気への疑念から逃れるように、妻子ある男と関係を持つ。不倫ではなく、浮気やよくある情事でもない。そんな魂が触れ合うような恋愛は存在するのか。大人の女性にとってセックスの絡まない恋愛は成立しうるのか。恋愛小説の第一人者、林真理子が日本中の全女性に問いかける、魂を揺さぶる真の恋愛小説。
林真理子の作品を読んだのはこれが初めてだ。表現がうまい。この本の主人公は43歳の女性なんだが、その手に取るようにわかる主人公の心理描写にはびっくりした。
扱っている題材は「不倫」と「介護」。不倫をメインに描きたかったのかな?それだったら、介護の話は余計だったような気がする。
途中までは、スリリングで面白かったのに最後が残念。「それだけ、期待を持たせておいて、結局それかよ!」と感じてしまった。
タイトルになっている、「森」と「奇跡」はどこへ行ったんだ?
星3つ。
文体は好き。けど、ラストの展開が残念だった。ラストが「アっ」と言わせるようなものなら星4つだっただろう。
著書の別の本を読んでみたいと思った。”老い”や”介護”に関連する本を出してないだろうか。
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