読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
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どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。
久しぶりに読んだ宮部みゆきの作品。現時点では著者の最新刊だ。会社の先輩に借りて読んだ。
売れている作家だとは知っているんだけど、その割にはイマイチ。というのが、これまで自分が抱いていた著者に対する印象だ。「理由」や「火車」等は読んだのだが、発刊してかなりの年月が経過してから手に取ったので、どうも扱っている題材が古いと感じてしまったのが、そんな印象を持っていた原因だろう。
で、新刊の湯気が出ているうちに読んでみたわけ。
面白い。扱っている題材もまあまあの新鮮さだし、描き方も巧みだし、最後まで一気に読ませてしまう。最後は強引にまとめに入っている印象はあったけど、それでもわかりやすい伏線とクライマックスの盛り上げ方はさすがだと思う。
どうやら著書には前作があるらしい。「誰か」という作品らしいんだけど、それを読んでいなくも十分楽しめる。
星4つ。
話題作。
ちなみに。地元の図書館ではこの本は予約数でダントツ1位。この調子だと、たぶん、借りれるのは来年の春ぐらいじゃないかな。
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