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ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈

ラグビーは走る格闘技である。岡仁詩(一九二九年生)は太平洋戦争の真っ只中にラグビーと出会い魅せられた。のち選手として、監督として斬新な戦法をあみ出し、同志社大学をラグビー界のトップに導き、多くの指導者を育てた。日本の体育界に稀有なリベラル・ラガーマンの足跡を辿りつつ、アマチュアスポーツの原点を探る。

同志社大学の監督である岡監督と、その周囲の人たちを丹念に描いている本。

同志社大学というと、平尾や大八木と一緒に黄金期を築いたことでも有名。ドラマになった「スクールウォーズ」は平尾や大八木の高校生もしっかりと描かれている。「スクールウォーズ」では平尾は平山という名前に変えられていたのを覚えている。

それよりも好きだったのは、何年か前の「イケイケ・ラグビー」。「イケイケ・ラグビー」は数年前に採用していた戦術のこと。ペナルティを得た場合に、ペナルティゴールを狙うのではなく、ひたすらトライを狙うという戦術。この戦術、好きだったなー。

そんな同志社大学を率いた岡監督は、元早稲田大学(現サントリー)の清宮監督と似ていると感じた。

 amazonの書評には清宮批判という記述もあったんだけど、そうは思わなかった。

ラグビーが好であること、ラグビーを理詰めに考えるところは清宮監督と通じるものがある。 違う点というより、岡監督の特筆すべき点は学生の自主性を徹底的に信じていたことだと思う。練習メニューや試合の戦略決定から、試合出場メンバの選出まですべて学生に任せている。

ラグビーをやった人でないと心情的に理解できないような記述だとは思うんだけど、涙しそうになった場面も数箇所あった。

星4つ。

ラグビー好きにはおすすめ。

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