忍者ブログ
読書の記録がメイン。後は、つぶやき的な記録。
211. 210. 209. 208. 207. 206. 205. 204. 203. 202. 201.
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「へんな会社」のつくり方
会議は立ったまま・毎日が席替え・サービス開発のために合宿ミーティングをポッドキャスト・ユーザーの要求を株式市場化50%の完成度でサービスリリース・社員はみんな自転車通勤。CNETブログの人気連載が待望の書籍化。


「はてな」という会社の社長である近藤さんが書いた本。
著書はCNETで連載していた「近藤淳也の新ネットコミュニティ論」をまとめたもの

CNETで連載していた記事はこちら。
→「近藤淳也の新ネットコミュニティ論

「はてな」という会社は自分にとって、馴染みが深い。実をいうと「はてな」が提供している「はてなダイアリー」は古くからのユーザだったりするんだよね。
日記というより、技術的なメモなんかをこの「はてなダイアリー」に記述したのが2003年の10月ぐらい(今はほとんど書いてない)。ちなみに、このブログ「偽善劇場」をライブドアで書き始めたのが2005年の5月だから、はてなは1年半分のアドバンテージ。さらに
著書に書かれている、情報をオープンにするという近藤社長の考えに同意。
「はてな」の情報公開については、会議内容をmp3ファイルにして公開しているというのが有名。

巻末にある近藤社長のインタビューに、「何を決めたかはそれほど重要じゃなくて、どのようなプロセスで決めたかというのが重要なんだっていうのを感じた」とあった。そうなんだよね。連続性のある仕事において、誰が決めても大きく変な方向には流れない。けど、その決めたことの背景を知らないと文句を言いたくなるもんだ。こういうのはよくあること。
(なお、インタビューはCNETの記事にはなくて、書籍のみで存在。)

また、ブログがその人を表しているという考え方も面白い。
「はてな」での採用について、その人のブログを読むことを社長だけでなく、社員にも強制している。履歴書は一度も読まずに、採用してしまったということも多いようだ。履歴書は1日あれば書くことはできるけど、1年分のブログは1年という時間をかけないと書くことができない。だから、人を知るにはブログを読むということが効果的なんだろう。
将来、新卒の就職活動において、ブログを書いているということはある業界においては必須の条件やアピールポイントになっていくのかもしれない。
そう言えば俺らが就職活動していた頃は、「ホームページ作ってます」っていうのがアピールのポイントだったこともあったな。

情報共有とブログっていう観点で言うと。
我が家では夫婦揃ってブログを書いている。それがコミュニケーションの一つになっていると思う。もちろん、対面で会話をするというコミュニケーションも有効なのは理解している。けど、それも時と場合によるってのもあるでしょ。例えば、俺はもう独りよがり的にパソコンのヲタクな話をしたいんだけど、相手はそんなのを聴きたくないって場合あるじゃん。

自分の思っていることを文章に残しておくと、相手は好きな時間にそれを読めるから余計な衝突が起きないんじゃないかな。自分にとっても、喋りたいという欲求を文章にすることで、ストレス発散にもなる。

良書。星5つ。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」と併せて読むのを強く薦める。
まだ年末でもないから気が早いけど、今年No.1の本って「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」かもしれないな。

少しは加筆があるようだけど、本質的な内容はCNETの記事から変更はない。
だから本屋に行くのが億劫な人は、記事を読んでみて。
PR
この記事にコメントする
NAME : 
TITLE : 
COLOR : 
MAIL ADDRESS : 
URL : 
COMMENT : 
PASSWORD : 
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
プロフィール
HN:
てつ
性別:
男性
ブログ内検索
忍者ブログ | [PR]
shinobi.jp